◆米大リーグ ドジャース6―4ダイヤモンドバックス(20日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースが同4位のDバックスに逆転勝ちで4連勝。先発の山本由伸投手(25)が7回途中7安打2失点、渡米後最多100球の熱投で、自身5連勝の5勝目(1敗)をマークした。

 山本は2回まで1安打無失点、4奪三振。3回には2死一、二塁からピダーソンに中前適時打を浴び、先取点を献上したが、その裏の攻撃でフリーマンが満塁弾を放つなど味方が一挙6得点で逆転。由伸は4回以降立ち直り、3イニング連続無失点。7回は1死二塁からちょうど100球目をニューマンに中前適時打とされ、降板したが、好投した右腕にはスタンディングオベーションが送られた。

 「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(29)は3打数1安打だった。初回1死の第1打席はまさかの初球セーフティーバントを仕掛け、投前内野安打とした。三塁手が遊撃の定位置付近を守っていた“大谷シフト”の逆をついた。3回無死一、二塁では四球でチャンスを広げ、3番・フリーマンの決勝満塁本塁打につなげた。

 この日は2年連続の本塁打王へ最大のライバルになりそうなオズナ(ブレーブス)がパドレスとのダブルヘッダーで“2戦連発”の13、14号。1試合目に9試合ぶりの一発で並ばれ、2試合目に一気に逆転されたが、追走することはできなかった。それでも、後輩とチームの白星に満面の笑みを浮かべていた。