◆パ・リーグ ソフトバンク―楽天(21日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが2回先頭から、今季初の5連打を含む今季最多の1イニング8安打&7得点で楽天の先発・ポンセを攻略した。

 両軍無得点の2回。先頭の山川がチーム初安打の左前打で出塁すると、近藤が中前打。続く栗原は中堅フェンスにワンバウンドで打球が当たる先制二塁打を放ち、2者が生還した。二走の山川は苦悶の表情で“長駆”ホームイン。すぐピッタリ後ろから一走・近藤も笑顔でホームを踏んだ。

 さらに川村、甲斐にも、栗原と同じような中堅フェンスにワンバウンドで達する3連続適時二塁打が飛び出した。

 三森は捕邪飛、周東は左飛に倒れたが、なおも2死二塁で今宮が右前適時打で山川〜甲斐が5者連続得点。さらに柳田が中越え適時三塁打で6点目。打者一巡して山川が1イニング2安打となる右中間適時二塁打で7点目を挙げた。

 1イニング5連打以上は、昨年8月11日の日本ハム戦(ペイペイドーム)の2回(5連打)以来。1イニング7得点以上は2022年8月20日の日本ハム戦(同)4回の7点以来だ。

 栗原陵矢内野手(先制2点二塁打)「打ったのは真っ直ぐです。先制のチャンスを生かそうと集中しました。チャンスを生かすバッティングができて良かったです」

 川村友斗外野手(3点目の適時二塁打)「打ったのは真っ直ぐです。栗さんが先制のタイムリーを打ってくれたので、気楽に思い切って打ちにいくことができました。いい流れに続くことができて良かったです」

 甲斐拓也捕手(4点目の適時二塁打)「打ったのはカットボール。思い切って自分のスイングができました。いい流れの中で打席に入ることができた結果です」

 柳田悠岐外野手(5、6点目の適時2点三塁打)「打ったのは真っ直ぐ。いいスイングができました。大きい追加点を取ることができて良かったです」

 山川穂高内野手(7点目の適時二塁打)「アウトコースのストレートをうまく捉えることができました。チャンスを生かすことができて良かったです」