サッカーのポルトガル2部リーグ、オリベイレンセの元日本代表FW三浦知良(57)が国内復帰する方向であることが21日、分かった。22年に所属し、昨季もオファーがあったJFL鈴鹿などが候補になるとみられる。昨年2月に横浜FCからオリベイレンセに期限付きで移籍。今季は5試合に出場し無得点で21日に羽田空港に帰国。「悔しさは常にあったけれど、向こうで挑戦できる、戦える状況にいる自分が幸せ」と振り返った。来季もポルトガルでプレーするか聞かれると「可能性は低い」と明かした。

 昨オフは鈴鹿から熱心な誘いがあり練習も参加。背番号11は空き番号で、新オーナーは読売クラブ(現東京V)ユース出身という縁がある。今季のオファーについては「また近いうちに(移籍について)話をしましょう」と言及を避けた。

 今後は昨年9月に亡くなった父・納谷宣雄さん(享年81)の墓参りなどで休養し、国内で調整しながら次の所属先を探す。58歳で現役復帰した元ブラジル代表のロマリオにも言及し「2トップを組むのもいいかな。オファーを待っている」と笑った。