◆JERA セ・リーグ ヤクルト0―7DeNA(21日・神宮)

 DeNAは先発したケイが8回4安打無失点で2勝目を挙げた。打っては、林が4月7日の巨人戦(東京D)以来の先発出場で、決勝打となる先制2点適時三塁打を放った。3回には佐野が2号ソロ、宮崎が3号ソロをマークするなど、11安打7得点でヤクルトに完封勝ちした。

 安定感のある投球を披露した。4―0の7回には先頭の村上に左翼へ二塁打、得点圏に走者を進めるも後続を3人で抑え雄たけびを上げた。来日最長イニングを投げ、初の無失点と徐々に日本野球にアジャストしており「先発としての役割に慣れてきた部分がある。2度、3度、対戦して慣れてきてステップを踏んでいる感じがある」と自己評価した。

 打線もつながりを見せた。この日、主将の牧が右太もも裏肉離れで抹消されたが、「8番・二塁」でスタメンの林が0―0の2回1死二、三塁から右翼線沿いへ2点適時三塁打を放ち、先制に成功。今季初打点となり、この一打が試合を決めた。三浦大輔監督は「牧がいないのは確かに痛い。牧の代わりはいないし、重要な存在」と話したが「林は常に準備をしてくれている。林は自分の持ち味を存分に出してくれた」とねぎらいの言葉をかけた。