◆米大リーグ フィリーズ5―2レンジャーズ(21日・米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 フィリーズのレンジャー・スアレス投手が21日(日本時間22日)、本拠のレンジャーズ戦に先発。7回を5安打10奪三振で、強打のレンジャーズを1失点に抑えて、開幕からの連勝を9に伸ばした。防御率も1・36。

 自責点が公式記録となって以降で開幕9勝0敗、防御率1・50以下は1966年ファン・マリシャル(ジャイアンツ)に次いで史上2人目の快挙。

 ベネズエラ出身の28歳左腕の武器は直球にシンカー、カーブ、スライダー。108球を投げストライク70。四球も2個しか与えなかった。

 ナ・リーグの防御率トップはカブスの今永昇太投手の0・84だが、1イニング当たりで許した走者(安打+四球)のWHIPが0・79対0・91、被打率も・174対・200でともにスアレスが今永を上回っている。3、4月の月間MVPとなったが、今月も4勝(今永は1勝)しており、2か月連続の受賞も夢ではない。