◇東都大学野球春季リーグ戦第3週第4日▽国学院大3―1亜大(22日・神宮)

 負ければ最下位が決まる国学院大が、亜大から今季初の勝ち点を挙げて踏みとどまった。

 1―1の8回表、先頭の1番・柳舘憲吾三塁手(4年=日大三)が、亜大の2番手・北嶋洸太投手(4年=駒大苫小牧)から右翼ポール際に勝ち越し本塁打。9回表には、途中から6番に入ったスーパールーキー・緒方漣遊撃手(1年=横浜)が、同じく北嶋からリーグ戦初アーチを左翼席に放ち、1点を追加した。

 「勝つのであれば、こういう展開かなと思っていた。選手が皆、腹を決めてやってくれた。非常に良かったと思う」と鳥山泰孝監督(48)。打線の調子が上がらないなか、一発で試合を決めた2人を「感動しながら、非常に頼もしく(ベンチから)見せさてもらいました」とたたえた。

 国学院大が残すカードは、24日の日大戦(日大1勝の2回戦)。ここで連勝して2つ目の勝ち点を挙げれば、最下位を免れる。