◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(18日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が18日(日本時間19日午前9時40分開始予定)、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦では2本塁打を放っており、2試合ぶりの本塁打となる20号に期待がかかる。

 前日17日(同18日)の敵地・ロッキーズ戦は、左手骨折で離脱したベッツの代役として1番に入り、5打数3安打1打点、1四球1盗塁。これまでは2番に座っていたが、切り込み隊長として役割を果たして、チームの14安打9得点での快勝につなげた。ロバーツ監督も「1番でしっかり仕事をしてくれたのは大きい」とたたえていた。

 試合が行われるロッキーズの本拠地でコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地で、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%打球の飛距離が伸びるといわれて「飛ぶ球場」、「打者天国」とされており、特大弾にも期待がかかる。2試合ぶりのアーチが出れば、4年連続となる節目の20号。16日には中堅左に451フィート(約137メートル)の特大弾を放ち、試合後には「あそこの方向に飛距離が出てるということはまず、いい状態じゃないかなと思うので。いい気持ち、感覚だったなと思います」と話すなど調子は上向きだ。

 ロッキーズの先発は、オースティン・ゴンバー投手(30)。身長196センチの長身左腕で昨季9勝を挙げ、今季はここまで13登板で1勝4敗、防御率4・26だ。大谷はこれまでの対戦は8打数3安打。21年に本塁打を放ったこともあるが、今月2日(同3日)にドジャースタジアムで対戦した際には、遊飛と見逃し三振に抑えられた。

 大谷は前日17日終了時点でチーム74試合中71試合に出場して、283打数89安打(リーグ2位)の打率3割1分4厘(同4位)、19本塁打(同2位)、47打点(同7位タイ)、16盗塁(同6位タイ)をマークしている。ドジャースのスタメンは以下の通り。

1(指)大谷翔平、2(捕)スミス、3(一)フリーマン、4(右)T・ヘルナンデス、5(中)パヘス、6(遊)ロハス、7(三)E・ヘルナンデス、8(左)バルガス、9(二)テーラー、投・ビューラー(右)