◆JERAセ・リーグ 巨人―広島(28日・東京ドーム)

 広島の新井貴浩監督が試合前、取材に応じ、退団が決まった新外国人のマット・レイノルズ内野手について「キャンプから始まったケガ。本人も不本意だと思う」と語った。33歳の助っ人内野手は、今月20日に左肩を手術。球団はこの日、今季中の復帰が見込めないとして、契約解除の通知を発表した。

 来日1年目の今季は春季キャンプ中に一度、左肩三角筋の炎症で離脱した。3月29日の開幕戦・DeNA戦(横浜)は「6番・三塁」で出場も翌30日の2戦目で途中交代し、31日に出場選手登録抹消。その後は2軍でも出場はなかった。

 昨季3Aで22本塁打を放ち、マイナー通算74本塁打。メジャー通算は225試合で7本塁打。昨年オフに契約金30万ドル(約480万円)、年俸55万ドル(約8800万円)プラス出来高払いの契約を結んで入団。二遊間を本職に、捕手以外すべて経験がある中距離打者で、中軸として期待されていた。