ドジャース・大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、16日(同17日)にテキサス州アーリントンで開催される球宴の前日に行われる本塁打競争の出場を、辞退する意向を示した。MLB側からはオファーがあったが、「(右肘の)リハビリがある。(スイング数などの)ボリュームも多いし、今回は出ない方向で進むんじゃないか」と話した。

 大谷は球宴に初めて出場した21年に本塁打競争に出場。1回戦で敗れたが、制限時間内に多くのスイングをしたことで疲れ切った表情を見せ、その影響もあってか後半戦はやや調子を落とした。すでにジャッジ(ヤンキース)も出場を辞退。必要以上の強振でスイングが崩れる傾向もあり、近年は強打者の辞退が相次ぐ。今季は球数制限がルールに加わったが、投手調整の兼ね合いもあって辞退した22、23年に続いて大谷は不参加となる見込みだ。

 先発野手を決めるファン投票の最終投票第2回中間発表では、65%の投票を得て、シュワバー(フィリーズ)の35%を上回り、4年連続4度目の出場に大きく前進。最終投票は米東部時間3日正午(同4日午前1時)まで行われ、同日の午後7時(同午前8時)からESPNの番組内で結果が発表される。(安藤 宏太)