サッカー女子代表「なでしこジャパン」は9日、千葉市内でパリ五輪に向けた事前合宿2日目を行った。約1時間半のトレーニングでゲーム形式のメニューも行い、13日に行われる親善試合ガーナ戦(石川・金沢ゴーゴーカレースタジアム)を見据え、戦術的確認を行った。

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 10代の2選手に、なでしこの“起爆剤”としての役割が期待されている。19歳のMF谷川萌々子と18歳のDF古賀塔子だ。

 中盤を主戦場とする谷川は「五輪は小さいときからの夢の舞台。どれぐらい自分が通用するかを試せるいいチャンス。いい準備をしていきたい」と意気込みを語った。

 選出メンバーで唯一、シーズン中ということもあり、負荷を高めるメニューを消化するチーム本隊とは別調整となっているが、コンディションに問題はない。

 池田太監督が「(谷川が)持ってる爆発力、パワー」に目を付け、選出。ボランチ、トップ下を本職としながら得点力が高い点、そして10代で国際大会に挑むという点において、澤穂希さんと重ね合わせる関係者も多い。谷川自身も「憧れです」と語る。「自分のベストを尽くして、チームのためにプレーしたい」と力を込めた。

 古賀は守備ラインの全てのポジションを高水準でこなし、3バック、4バックのどちらにも対応可能。中盤の底でもプレーできる。池田監督も「DFとしての強さ、スピード、ボールを持ち運べる、ビルドアップに関われる」と高く評価している。真夏の連戦が続くパリ五輪において、出番は間違いなく訪れることになるだろう。古賀は「小さい頃から目指していた場所。結果が求められると思うので、しっかりコンディションを合わせていきたい」と開幕を待ちわびた。

 ◆なでしこジャパン過去の10代での五輪代表 日本が初出場を果たした96年アトランタ五輪にMF澤穂希が17歳で出場。08年北京五輪のMF宇津木瑠美、12年ロンドン五輪のFW岩渕真奈はそろって19歳での選出。東京五輪はMF木下桃香が18歳で選ばれた。