大相撲の十両・尊富士(伊勢ケ浜)が10日、名古屋市内の部屋宿舎で名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)に向けて、相撲を取る稽古を再開した。幕下以下の力士を相手に頭からぶつからず、立ち合いを受け止める形で4番を取った。その後は土俵外でぶつかり稽古をしながら、立ち合いの動きを確認した。「状態もわからないので、いろいろ確認しながらです」と語った。

 3月の春場所で110年ぶりとなる新入幕優勝の快挙を果たしたが、14日目の取組で右足首を負傷。その影響で5月の夏場所は全休を余儀なくされた。この日は稽古中に師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)と5分近く話込む場面もあり「出場する方向でいます。『状態は大丈夫です』と伝えて、いろいろ話しました」と説明。出場の判断は場所直前に師匠と行う予定だという。

 春場所でのケガの影響でトレーニング方法も変わり、143キロだった体重は151キロまで増えたという。「体重は思った以上に増えているなという感じです。重さの分、負担もかかるので」と体の状態に細心の気を配りながら調整を続ける。(大西 健太)