阪神OB会長の掛布雅之氏が巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を悼む「同じ千葉出身で憧れ、野球にのめりこむきっかけとなった人でした」

スポーツ報知6/3(火)14:12

阪神OB会長の掛布雅之氏が巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を悼む「同じ千葉出身で憧れ、野球にのめりこむきっかけとなった人でした」

阪神・掛布雅之OB会長

 阪神OB会長の掛布雅之氏(70)=スポーツ報知評論家=が3日、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を悼んだ。

 長嶋さんは同じ千葉出身で少年時代からの憧れ、野球にのめりこむきっかけとなった人でした。

 今振り返ると、ルーキーイヤーと長嶋さんの現役最終年がかぶり、1年だけでも同じグラウンドに立てた経験は一生の宝物となりました。甲子園の最終戦で阪神ファンから「長嶋、ありがとう」と声をかけられ、手を振りながらベンチに下がる姿が目に焼き付いています。敵、味方関係なく、野球ファンから愛される選手。日本のプロ野球にとって太陽のような存在でした。

 長嶋さん本人も、敵、味方に関係なく接する人でした。結婚式のスピーチで「巨人戦で数多くのホームランを打たれて悔しい思いもした。だが、郷土の後輩で、心の中では誰にも負けない大きな拍手を送っている掛布ファンの一人です」と語ってくれたときは涙が出ました。不振で悩んでいるときには自宅に電話をかけてきてくれて「今、バットを振ってみなさい」と指導を受けたことも思い出です。引退を決断したときも「1年間、ファームでコンディションを作り直したらいいじゃないか。答えを出すのは早いんじゃないか」と心配の電話をしてくれました。

 私は巨人でプレーしたこともなく、しかもライバルチームの4番打者です。接し方に人としての器の大きさを感じ、その存在はいつしか「憧れ」から「感謝」に変わりました。敵にすらアドバイスを送るのは、誰よりも巨人を愛し、ファンを愛し、面白い野球を見せたいという思いもあるのでしょう。突然の訃報に驚き、大きな脱力感に襲われています。

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