引退の宝富士、十両に転落しても「こんなに楽しいのは小学生以来」と語る愛嬌ある明るい性格…こんな人
スポーツ報知10/2(木)5:45

宝富士
日本相撲協会は1日、元関脇で東十両12枚目の宝富士(38)=伊勢ケ浜=の現役引退と年寄「桐山」襲名を発表した。今後は伊勢ケ浜部屋付き親方として指導する。
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昨年の春場所で67場所ぶりに十両へ転落し、1場所で幕内に復帰した時の宝富士の話が印象的だった。「落ちて楽になったし、前より相撲が楽しい。こんなに楽しいのは小学生以来かもしれない」。それまでは990回まで伸ばした幕内連続出場が重圧となり「相撲が楽しくなかった」と語っていた。吹っ切れると、相撲ファンが愛してやまない愛嬌(あいきょう)のある明るい表情に戻った。
「花のロクイチ組」の一人で、同学年の横綱・稀勢の里(現・二所ノ関親方)、大関・豪栄道(現・武隈親方)らは引退。「巡業に行くと同世代が少なくなったなと思う。寂しい」と、支度部屋で静かに過ごす姿がせつなかった。東京場所では子どもを保育園に送ってから国技館に向かうことが「気分転換になる」というイクメン。弟弟子の幕内・尊富士(26)は「幕内は気持ちをつくるだけでも難しいのに何年も活躍している。尊敬する」と話す。昇進、停滞、陥落、浮上…。酸いも甘いも味わった力士だった。(大相撲担当・山田豊)












