オホーツク管内斜里町の知床半島沖で2022年4月、小型観光船が沈没し、乗客乗員26人が死亡、行方不明となった事故で、発生から2年を迎える23日の追悼式に向け、町内唯一の葬儀会社を営む杉山卓也さん(42)が祭壇の準備を進めている。杉山さんは事故直後、遺族の対応に奔走し、犠牲者の火葬にも立ち会った。「日頃から人の死に接する自分に何ができるか」。自分に問い続けた思いを胸に式に臨む。...