【江差、乙部】「追分の殿堂」として知られる江差追分会館からこの春、三味線の音色が消えた。同会館で実施している追分などの実演に出演する三味線奏者が、高齢化により毎日出演することが難しくなったため、4月から三味線演奏を演目から落とした。檜山で三味線を定期的に演奏する場がほぼなくなり、関係者は「江差三下(さんさが)り」などの郷土芸能の伝承への影響も心配している。...