有珠噴火前兆、あすでも驚かない 宇井名誉教授が防災講演 伊達・長和地区

有珠噴火前兆、あすでも驚かない 宇井名誉教授が防災講演 伊達・長和地区

 【伊達】2000年の有珠山噴火から19年余りが経過し、いったん噴火があれば地域全体が避難区域となる可能性が高い市内長和地区で、市の防災アドバイザーの宇井忠英北大名誉教授(78)による火山防災講演会が開かれた。約40人の地域住民が参加し、耳を傾けた。

 講演会は「迫っているかもしれない有珠山の次期噴火―長和地区はどう対応するか」と題して、同地区コミュニティセンターで13日に開かれた。

 宇井氏は「脅し文句みたいだが、あした前兆地震があっても僕はびっくりしません」と語りかけ、江戸時代以降の有珠山噴火の間隔が、約70年〜22年と次第に短くなってきていることを指摘。警鐘を鳴らした。

 有珠山は、火山性地震や山の膨張など誰でも分かる前兆現象がある半面、地下十数キロのマグマがどこに火口を作るか、直前まで絞り込めないことも説明した。

 死傷リスクがある噴石、火砕流・火砕サージ、泥流の特徴も解説。「一番恐ろしいのは火砕流・火砕サージ」とし、雲仙普賢岳や1822年(文政5年)の有珠山噴火で虻田・入江地区のコタンが全滅した実例を挙げた。長和地区のほぼ全域が、過去の堆積物などから火砕流の危険地域であることを指摘すると、会場は静まり返った。


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