【石狩】新型コロナウイルスワクチンの集団接種の最終模擬訓練が16日、実際の会場となる市総合保健福祉センターりんくる(花川北6の1)で行われた。過去2回の訓練で分かった課題を改善し、実際に担当する職員を配置した本格的な訓練。接種後に副反応が現れた場合なども想定し、手順を確かめた。

 訓練には市職員や石狩消防署の救急隊員、看護師や石狩医師会会員ら計82人が参加。職員は実際に本番で担当する役割ごとに配置され《1》検温や消毒《2》クーポン券(接種券)の確認《3》問診《4》予診票の確認《5》医師の診察《6》接種《7》接種済証の受け取り《8》経過観察―の一連の流れを確認。職員役と市民役になって、それぞれを経験した。

 また、アレルギー症状を過去に発症したことがある市民にワクチン接種後、呼吸が苦しくなったり、発疹の症状など副反応が発生したと想定した訓練も実施。救急隊員2人が症状を確認したり、酸素マスクを装着したりし、救急車に搬送するまでの対応を確認した。

 3月末に実施した小規模な訓練では、受け付けでのクーポン券と予診票の確認で時間が掛かり、混雑が発生。今回は予診票は待機場所で確認したため、スムーズに進んだという。

 訓練を見学した加藤龍幸市長は「戦後最大の予防接種を無事に成し遂げるため、チーム石狩となって取り組んでほしい」と呼びかけた。

 集団接種会場はりんくるのほかに、花川南コミュニティーセンター(花川南6の5)と「厚田保健センター」(厚田区厚田45)の3カ所で行う。80歳以上の高齢者向けワクチンは5月中旬から接種予定だが、供給量が少ないため当面は医療機関での接種となる見通し。市新型コロナウイルス感染症対策課は「ワクチンの供給量を見ながら会場を設け、迅速に市民に接種したい」としている。(伊藤駿)