函館商工会議所は23日、会員企業を対象に新型コロナウイルスワクチンの職場接種を実施すると発表した。接種は1万4千人規模を想定。7月末からの実施を目指し、来週中をめどに国に申請する。このほか、道南の飲食業界団体も実施方針を決めるなど、職場接種の動きが広がっている。

 同会議所の職場接種は、2200社の従業員が対象。7月末から11月末までの毎週土日に接種することを想定し、函館市田家町の函館市医師会を会場とする。同会議所は近日中に会員企業にアンケートを行い、接種希望者を把握する。

 同会議所の久保俊幸会頭は、市医師会の協力を得て、打ち手となる医療従事者の確保にめどがついたといい、「1人でも多くの接種を進め、経済回復につなげたい」と話した。

 また、道南の飲食店でつくる函館社交飲食連合会は函館都心商店街振興組合と合同で職場接種する方針を決め、近く国に申請する。2団体で計約300店舗が加盟し、従業員や家族およそ千人規模を想定し、接種の開始時期などを調整する。函館社交飲食連合会の川村隆夫会長は「一日も早く安全な夜の街を目指したい」と話す。(和田樹)