春雨が穀物を潤す頃とされる二十四節気の一つ「穀雨(こくう)」の19日、石川県内は高気圧に覆われて晴れた。最高気温は金沢で18・7度、輪島で18・8度と4月下旬並みとなった。

 輪島市石休場町では、地震で損壊し、ブルーシートがかけられた家屋を背景に、田植えに向け、住民がトラクターで代かきに精を出した。安津久人さん(84)は「何とか例年通りに田植えができそうでうれしい」と笑顔を見せた。

 金沢地方気象台によると、県内では3日連続で黄砂が観測された。20日は引き続き高気圧に覆われる。