回転ずしコンベヤー大手の石野製作所(金沢市)は17日までに、タッチパネル式の新製品「エンタメレーン」を開発した。液晶パネルに流れるすしの画像をタッチして注文すると、商品が客席に届けられる仕組み。すしだけでなく焼き肉店やカフェでの運用にも対応する。

 食品ロスや客の迷惑行為防止の観点から、商品を回さない回転ずしチェーンが増えている中、流れてくるネタを選ぶという本来の楽しみをデジタルで再現した。担当者は「回転ずしの原点を味わってもらえるとうれしい」と話す。

 エンタメレーンは、金沢市の石川県産業展示館で開催中の機械工業見本市「MEX金沢」で展示されている。すし皿を自動で洗浄、選別する装置なども公開している。18日まで。