神通川や庄川など富山県内の主な河川で16日、アユ釣りが解禁され、待ちかねた太公望が早朝から竿を振るった。高岡市の庄川では、熱心な愛好者らが竿を並べ、次々と釣り針を投げ入れて楽しんだ。

 富山漁協によると、今年は例年より小ぶりではあるものの、天然遡上(そじょう)が順調で数は多いという。東秀一組合長は「安全に気を付けて楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 投網やてんから網などの網漁は21日正午に解禁となる。

  ●県内6日連続真夏日

 16日の富山県内は気圧の谷の影響で曇り、雨が降った所もあった。全10観測地点のうち、3地点で最高気温が30度を超え、県内は6日連続の真夏日となった。富山市中心部は今季最高の32・3度を記録した。県内消防によると、富山、高岡、射水の3市で3人が熱中症疑いで搬送された。