かほく市大崎の砂丘地で栽培される特産「大崎すいか」の出荷作業は17日、同市森のJA石川かほく宇ノ気集出荷場で始まり、甘く丸々と育った約240個が富山の市場へ運ばれた。

 大崎すいかは、適度な歯触りと強い甘みが特長で、農家3軒が約3・8ヘクタールで栽培している。今年は5月以降の天候が良かったため、大きく育ち、糖度も高くなったという。

 大崎の畑は、昨夏の豪雨や元日の地震で被害を受けた。一部の畑に液状化現象が見られたが、出荷量に影響はほとんどなかった。

 7月下旬まで富山のほか、大阪の市場へ約150トンの出荷を見込む。県内では同集出荷場やJAグリーンかほく、道の駅高松で販売される。