4日の石川県内は湿った空気の影響で曇り、雨の降る所もあった。正午までの最高気温は珠洲30・8度で真夏日、小松29・9度、金沢29・7度など10地点で夏日となった。蒸し暑さが増す中、金沢市の近江町市場ではドジョウのかば焼きが香ばしい匂いを漂わせ、買い物客の人気を集めている。

 鮮魚加工「みやむら」では午前中から地元客が訪れ、暑さを乗り切ろうと金沢の「夏グルメ」を買い求めた。店によると、売れ行きは新盆から旧盆にかけてピークを迎え、1日に千本以上売れる日もあるという。

  ●6日は大雨の恐れ

 金沢地方気象台によると5日は曇りで夜は雨、6日は梅雨前線の影響で警報級の大雨となる所がある見込み。県石川土木総合事務所は、今後の雨によって県道阿手尾小屋線(白山市五十谷―小松市尾小屋)を通行止めとする可能性があるとしている。