日本ラグビー協会は4日、パリ五輪の7人制女子日本代表の12人を発表し、田中笑伊(えみい)(24)=ながとブルーエンジェルス、魚津市出身=が選ばれた。日本は3大会連続の出場で、田中は五輪初選出となる。

 田中は昨年9月の杭州アジア大会、日本がパリ五輪の出場権を獲得した同11月のアジア予選で奮闘し、念願の五輪切符をつかんだ。協会を通して「ファン、友達、家族に感謝の気持ちでいっぱい。ともに戦ってきた仲間とチーム一丸となってメダル獲得に向けて頑張る」とコメントした。

 女子は28日から始まり、日本は1次リーグC組でフランス、米国、ブラジルと対戦する。

  ●魚津、全競技通じ初

 富山県勢では8人目のパリ五輪代表となる。魚津市によると、市出身の五輪代表選出は全競技を通じ初めて。ラグビー競技(フル代表)では県内初となる。

 ★田中 笑伊(たなか・えみい)国学院栃木高、日体大出、ながとブルーエンジェルス。167センチ、65キロ。24歳。魚津市出身。