輪島朝市に移転案 港近くの市有地に 全組合員に意向調査

北國新聞6/5(木)23:01

輪島朝市に移転案 港近くの市有地に 全組合員に意向調査

輪島朝市に移転案 港近くの市有地に 全組合員に意向調査

 能登半島地震後の大規模火災で開催場所を失った輪島朝市を巡り、本来の朝市通りではなく、輪島港近くの市有地で移転開催する案が5日、浮上した。輪島市朝市組合が、観光客の立ち寄りやすさや出店者の利便性向上、早期の通常営業再開につながる可能性を考慮し、大型テントを立てて露店を収容する形を検討する。組合は今後、全組合員を対象に意向調査を実施し、通常営業の再開に向けた道筋を探る。

 5日は組合が5月に設置した輪島朝市復興協議会が商業施設「パワーシティ輪島ワイプラザ」で初のワークショップを開き、組合員約50人が朝市再興策を話し合った。
 この席上、組合役員が、朝市通り周辺の再整備には長い期間を要する見通しだと指摘。被災前のような路上での露店営業は天候に左右されることや、食品の衛生基準適合が近年厳しくなっている現状も挙げた。その上で、朝市通りや別の路上での営業再開だけでなく、大型テントを設けた市有地への移転を選択肢として示した。

 出席した組合員からは、移転案に賛同する意見があった一方、朝市通りでの再開を望む声も聞かれた。

 組合員は現在180人で高齢化が進んでいる。組合によると、能登半島地震後にワイプラザ内で31店40人、金沢など市外で10人以上が出張朝市に取り組んでいるが、営業再開できていない露店主も多いという。

 冨水長毅組合長は「朝市を元に戻すだけではなく、若い世代が参画して将来に受け継ぎたいと思えるようにしたい。朝市通り周辺の再整備を待ち続ける時間はない」と述べ、組合員の意向を確認し、市と再興へ連携していく考えを示した。

  ●軽トラ市も活用

 輪島市朝市組合は、全国で人気の「軽トラ市」を輪島朝市に組み込み、全国へ出張出店して輪島の情報発信を進める方針を決めた。8月30、31日には輪島市で「復興輪島朝市×全国軽トラ市」を開く予定。
 

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