〈茨城牛久支局・大の里だより〉鬼門の名古屋、心配無用? 唯一の連敗発進、新会場は暑さ解消
北國新聞6/20(金)5:00

名古屋場所の新たな会場となる名古屋市のIGアリーナ
大の里が横綱になって初めて迎える名古屋場所(7月13日初日)まで1カ月を切った。デビューから全13場所で連敗はわずか7度で、唯一「初日から2連敗」を喫したのが昨年の名古屋。力士泣かせで有名だった会場内の「暑さ」も、今年は空調完備の新会場に移って快適と聞くが、新横綱にとっては「鬼門」の地だ。
名古屋場所は過去2度出場し、入門1年目の2023年は幕下で4勝3敗。24年は新関脇で挑み、初日・御嶽海、2日目・若元春を相手にプロ初となる黒星発進。終わってみれば9勝6敗で、新十両から5場所続いた二桁勝利が途絶えた。
今年は名城公園内に完成したばかりのIGアリーナが会場。昨年まで使われた愛知県体育館といえば、空調の効きが悪く、暑さが「敵」だった。過去、取材で何度も通ったが、シャツはいつもびしょぬれ。
「名古屋といえば、暑い。エアコンがあっても、土俵の上は暑かった」とは、史上2位タイの金星12個を誇る元関脇栃乃洋の竹縄親方(51)=七尾市出身。幕内では名古屋で13場所出場し、暑さが影響したのか、勝ち越しはわずか4場所だったそう。
竹縄親方は「最新の施設なので、涼しくなるはず」と歓迎。そもそも大の里が暑さを言い訳にした覚えがないから、心配は無用だろう。
19日は朝から二所ノ関部屋(茨城県阿見町)に取材に出掛けたが、まさかの稽古休みでエアコンが効いた部屋に入れず。気温は30度超。汗だくのシャツの肌触りに、名古屋の暑さを思い出した。(茨城牛久支局長・北脇大貴)




