25日に富山市婦中町島本郷の田島川で開かれる「第27回売比河鵜飼祭(めひかわうかいまつり)」の実行委員会役員が16日、北日本新聞社を訪れ、祭りの魅力をPRした。

 奈良時代の越中国司、大伴家持が神通川(古名・売比河)の鵜飼いを和歌に詠んだ故事にちなみ、地域住民が開いている。

 有澤守委員長と野尻幹夫事務局長が来社し「間近で見られる鵜飼いは珍しく、幻想的な漁を楽しんでほしい」と話した。

 当日は午後5時に開幕。地元の小・中学生らがチアリーディング、吹奏楽、踊りなどを披露し、鵜坂鵜飼太鼓のメンバーがムードを盛り上げる。午後8時から愛知県犬山市の女性を含む鵜匠3人が古式にのっとり川舟漁、徒歩(かち)渡り漁を実演し、巧みな手縄(たなわ)さばきで鵜にアユを捕らせる。舞台花火で締めくくる。観覧無料。北日本新聞社共催。
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