庄原市の米を作らなくなった水田に妊娠した牛が放牧されています。

庄原市実留町の下谷営農集団組合が管理する水田では三次市三良坂町の農家で飼育されている雌牛3頭が放牧されています。

組合では米を作らなくなった水田で牧草を育てています。

4年前までは牧草を刈り配達していましたが飼育農家の省力化につながることなどから放牧に取り組むようになりました。

飼育農家の村本昭二さんは
「運動を十分するし、それから青草を十分食べますからね。元気な子牛を産んでくれればいいと思っています」と話します。

放牧により牛が丈夫に育つほかシカやイノシシといった害獣が近づきにくくなるということです。

3頭は10月末までこの牧草地で過ごし11月から12月ごろに出産を迎えます。