2021年の衆議院選挙をめぐり、運動員買収の疑いなどで刑事告発されていた寺田稔前総務大臣について、東京地検特捜部が不起訴処分としました。

寺田前大臣は、2021年の衆院選を巡り、選挙運動員に違法な報酬を渡した疑いなどで、刑事告発されていました。

特捜部は6日、寺田前大臣や関係者ら合わせて10人を不起訴処分としました。

関係者によりますと、特捜部はこれまでに寺田前大臣や報酬をもらったとされる複数の市議らから任意で事情を聴き、寺田前大臣は自らの関与を否定する趣旨の説明をしたとみられます。

一連の問題を受けて寺田前大臣は2022年11月に総務大臣を辞任しています。