海上自衛隊は去年、山口県沖で護衛艦「いなづま」が座礁した事故で当時の艦長ら5人を停職の懲戒処分にしました。

去年1月、山口県の周防大島沖で海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「いなづま」が浅瀬に乗り上げ航行不能になりました。

海上自衛隊は職務上の注意義務を怠ったとして19日付で元艦長を停職1カ月、20代から40代の幹部4人を停職1〜3日の懲戒処分にしました。

海上自衛隊は「ご心配をおかけして申し訳ない。事故調査で究明された原因と対策に基づき、引き続き再発防止に努める」とコメントしています。

この事故では当時の艦長ら3人が業務上過失往来危険の罪で略式起訴され、元艦長に罰金50万円、幹部ら2人に罰金40万円の略式命令が出されていました。