中国地方を代表する祭りのひとつ「三原やっさ祭り」をめぐり今、開催の判断が揺れています。

三原市・岡田吉弘市長「楽しみにされている方がすごく多いお祭りなので、不祥事が発生したことは市としても大変残念な思いを持っています」

毎年、三原市で8月に行われる「三原やっさ祭り」そんな夏の風物詩がある“不祥事”によって開催が危ぶまれています。

先週、「祭り」の実行委員長を務めていた三原市の会社役員の男(39)が去年10月、住宅に侵入し女性用下着などを盗んだとして逮捕・送検されました。

実行委員会は今年度の開催について慎重に協議を進めるとしていますが…

三原市民「問題が問題なだけにどうなんだろうか、引き締めで自重したほうがいいのではないかという人もいる」

三原市民「開催してはもらいたいけど、そういうことがあっては(祭りに)集まってくる人も少ないのではないか」

例年3日間で30万人から40万人の人出でにぎわう「三原やっさ祭り」祭りの中心は「ヤッサヤッサ」の掛け声とともに市内を練り歩く「やっさ踊り」で、授業の一環として取り組む学校もあるなど市民にとっては小さなころから身近な存在です。

最終日には打ち上げ花火もあがり“中国地方を代表する夏祭り”として知られています。

三原市民「小学校のころには小学校でやっさ踊りの練習したりしていました。みんな楽しみにしている」

三原市民「何年生になったらみんなで出るとかやっているので、子どもらも悲しいと思うし、踊りに出ている人からしたらやってほしい意見のほうが多い」

市民の誇りでもある祭りの開催はどうなるのか、今週木曜日の振興協議会で今後の方針について話し合われる予定です。