8月28日、宿敵巨人との戦いでカープが勝利した試合前。マツダスタジアムで声援をおくるファンをおもてなししようと、広島ホームテレビ『カープ道』は公開収録を開催。前回に続き、その模様をおくります。

この観戦は、2016年に始まった中国電力の「首都圏マツダスタジアム観戦ツアー」。ファンを鯉の聖地に招待し、観戦だけでなくボールパークならではの楽しみや裏側も体験できる特別企画。3年ぶり5回目となった今年は60人が招待された。今回もツアー参加者による始球式や、レジェンドOBへの質問コーナーなど思い出に残るイベントが満載。

G党も交え、試合前に公開収録を決行。ゲストは、カープOBの川口和久さん。カープ時代の14年間で131勝をあげた名サウスポー。後に巨人にFA移籍。両チームに精通するレジェンドOB。そして今年マツダスタジアムで始球式を実現した鯉党アイドルのSTU48甲斐心愛さん。鯉党芸人のザ・ギース尾関高文さん。G党代表は、幼い頃から巨人ファンの巨人大好き芸人・はなわさん。

鯉党代表として、背番号9・秋山翔吾選手のユニフォーム姿でステージに上がった甲斐さん。

今年のカープを牽引するキーマンを聞かれると、迷わず「秋山選手」と答え、秋山選手の加入はチームを強気にさせたと話す。秋山選手がカープ入りを決めたのは「ボロボロになっても2000本打ってくれ」というフロントからの言葉。その話題になると、川口さんは「言葉は大切。自分が巨人に行く時も、長嶋茂雄元監督から“川口く〜ん、待ってるよ(モノマネ風に)”って声かけていただいた」と振り返り、幼い頃から憧れだった長嶋氏からの言葉に感動したエピソードを披露した。

尾関さんは、キーマンとして堂林翔太選手をあげる。「“堂林”という名前を聞くだけで、ファンは“うぉ〜”ってなる」と、人気の高さを力説。8月16日の中日戦では一番スタメンに抜擢され、先頭打者HR。さらに5回にもHRを放ち、新型コロナの影響で苦しいチームを鼓舞する姿を見せた堂林選手。「その原動力は息子さんから、お父さんの活躍する姿が見たいと書かれた手紙もらったから。子供からのパワーを受けて、返り咲いてほしい」と、得意の小ネタを交えてエールを送った。

また、首都圏ファンに鯉の聖地マツダスタジアムのさらなる魅力も伝える。はなわさんは「マツダスタジアムは、まるで海外のスタジアムに行ったように楽しめる」と絶賛。甲斐さんは「コンコースをまわるだけでもテーマパークのように楽しい」と言い、子供たちが大喜びするレフト広場のスナメリのオブジェや、動物広場の「ナイルワニ」のオブジェ。若鯉たちを応援する「巨大ひよこ」が目印のグッズショップを紹介。「パチパチ クラッピー坊や」や「赤いリボン カチューシャ」といったグッズも持参した。「このカチューシャをすれば、カメラに抜かれて大きいスクリーンに映される確率が高いと思う」とも話した。「マツダスタジアムは解説の仕事ばかりなので、一度お酒を飲みながら観戦したい」と話す川口さんに、他のゲストから「この赤いカチューシャをしてお酒飲んでいれば、カメラに抜かれる」と他のゲストから突っ込まれる場面も。

トーク絶好調の川口さんは、収録後の楽屋でもその勢いが止まらない。「スター選手が集まるのが巨人。地道に練習して体を作り上げて試合にのぞむのがカープ」と、両チームの経験から違いを語る川口さん。「キャンプでのアップもカープは2時間。これはもう“準備”体操ではなく強化練習。巨人の練習は、能力の高い選手の集まりなので、みんなでする練習は多くない。個人で納得するまで練習する」と明かす。

厳しい練習から解き放たれて、夜の街に繰り出したことが多々あったことも披露。一睡もしてない次の日に突然先発を言い渡されたことがあるが、8回を0点におさえたという武勇伝も飛び出した。

さらに、「カープには関東出身の名選手が多い。それは関東担当の敏腕スカウトがいるから。スカウトの力が大事」と話し、「夜のスカウトじゃないよ」と付け加えると、はなわさんから「川口さん、今日も一睡もしてないね、きっと」とツッコまれつつ、ゲスト同士、長時間の公開収録を労った。

 

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 9月21日放送

ライター 湯谷葉子