カルビーが、11月29日からコンビニ限定で発売しているのが、定番・のりしおシリーズの新商品『ポテトチップス のりのりのりしお味』です。東北・関東・中部地方限定で発売している『のり塩パンチ』に比べて、焼きのりの量を3倍にしているのが特徴です。
特に目を引くのは、そのキャッチ―なネーミング。「焼きのり3倍」と、楽しい気分の「ノリノリ」をかけて名付けられました。その名付け親である、商品企画担当の井上可奈子さんに、商品誕生の背景を取材しました。

企画担当へインタビュー

―この商品を企画した経緯を教えてください。
去年のほぼ同じ時期に『旨み際立つのりだし味』という、どちらかと言うと出汁の味がメインの商品を出しました。その時、「もっとのりが欲しい」というお客様の声をかなりいただきました。
「のり好きの人はもっと濃いのりを求めている」という需要が見てとれたので、それならもっと濃くしてしまおうと。(焼きのりの量を)2倍、3倍、と色々試作したんですが、「2倍じゃもうちょっと足りないな」となり、4倍までいくとのりが香ばしすぎて味が単調になったので、一番バランスの良いところで調整したら3倍ということになりました。

―味の特徴を教えてください。
カツオ節、昆布、ホタテの3種の旨みを使っています。のりを引き立たせるために、クセのある味ではなく、日本人に馴染み深い味がいいなと考えました。カツオ節と昆布はよく使われているもの、ホタテ出汁は甘みを引き出してくれるような味になっていまして、それらを加えることによって、甘みもあって塩気も効いていてという、バランスの良い感じに仕上がりました。
あとは唐辛子も入っているんですけど、この唐辛子の効かせ方を絶妙に調整していて、少しピリッとさせることで、味のメリハリがつくようにしています。

―担当者としてこだわった部分はどこですか?
パッケージは特にこだわったところです。のり3倍とノリノリを楽しく表現したいなと思い、最初は裏面に載っているのりのキャラクターを表面に出して、お祭り騒ぎみたいなパッケージを作ったんですが、何を言っているのかよく分からないごちゃごちゃしたデザインになってしまって、そういう点を反省しながら、シンプルに分かりやすくというのを心がけて、今の表面のデザインになりました。
裏面は、表面よりは遊び心をもうちょっと入れてもいいかというふうに思い、作りました。伝え足りないところを裏でしっかり伝えるという感じです。

―ネーミングはどのようにして決まっていったのですか?
商品に関わるメンバーで集まって「面白い雰囲気の、のり商品のネーミングって何だろう?」と、わいわい自由に意見を出し合う会を開きました。その中で、たまたま私が思いつきました。
単純すぎて説明するのも恥ずかしいんですが、メモ用紙に「のり」という単語をすごく書いていたんです。のり、のり、って書いてあるのを見て、続けて読んだら「これノリノリやな」と(笑)。そこにのり塩をつけたら3回続くから、3倍にもちょうど当てはまるじゃないかと。本当にそんな単純な理由です。
コロナ禍でどんよりした雰囲気があるなかで、誰か一人でも「楽しい」と思ってくれたらいいなと思って名付けました。

―商品を購入する人へのメッセージをお願いします。
いろんなことがあって大変ですが、この商品はすごくおいしいので、これを食べて気分がノリノリになって、「あしたからも頑張ろう」と思ってほしいです!

取材を終えて

取材中もノリノリで話してくれた井上さんは兵庫県出身。関西人の明るいノリが、商品やパッケージにも反映されているように感じました。定番商品の新シリーズはファンの目も厳しくなりますが、きっとその期待を超えてくれるのではないかと、筆者も食べてみて感じました。

カルビーの「ポテトチップス のりのりのりしお味」は、全国のコンビニエンスストアで販売されています。期間限定商品のため、1月上旬で終売予定です。

ほ・とせなNEWS編集部