子どもが、幼稚園や学校に行き渋って困るという経験をした人は、たくさんいるのではないでしょうか。学校や園で何か辛いことがあるのではないかとハラハラしますよね。今、3歳の男の子が、幼稚園の代わりに行きたいといった場所があまりにも具体的でおもしろいとTwitterで話題になっています。
コメント欄は、「幼稚園行きたくないの他に、ここに行きたいという明確な目的が見えるの初めて」「切ない気持ちで拝見していましたが、だんだん欲求の細かさにニヤけてしまいました。」「可愛いと思ってたら、後半の細かさすごいな。」などと盛り上がっています。

この漫画を描いたのは、育児漫画をWEBやSNSで発信している漫画家のるしこさん(@39baby_com)。息子さんの普段の様子や、電車愛について話を聞きました。

るしこさんには3歳の息子さんがいます。
息子さんは、4月から幼稚園に通い始め、もうすぐ3か月になるそうです。
入園したばかりの頃は、何も分からず通っていたのですが、入園から数日して「パパとママは来ないらしい」「長い時間離れ離れだ」ということを理解して、毎朝「行きたくない」と泣くようになったそうです。

―息子さんが行き渋る時は、漫画のように要求をするのでしょうか。
行き渋りで、というよりは、機嫌が悪く泣きやまない時に、こうなることが多いです。泣いている途中でだんだん何故泣いているのか自分でも分からなくなってくると、電車に乗りたいと言い出します。

―るしこさんは、行き渋りつつ要求してきた息子さんを見てどう思いましたか。
わたし自身が幼稚園行き渋りっ子だったので、とても気持ちが分かるとともに、「いや電車か〜〜〜い!」と笑ってしまいました。やりたいことを具体的に説明できており、かつ欲望に忠実でとても良いと思っています。

結局この日は、ぐずりつつも幼稚園へ行ったそうです。るしこさんも、親と離れるのがイヤという理由からの行き渋りなので、「集団生活の第一歩として踏み出してもらわないと」と考え、息子さんの気持ちに寄り添いつつも、担任の先生とも相談して登園させたとのことでした。

全ての西武鉄道の電車を愛する

―息子さんの電車好きはいつからですか。
1歳半〜2歳にかけて、それまでいろんなものに向かっていた興味が電車に集まっていきました。我が家は車を持っていないため電車移動が多く、生活において身近だったことも影響しているかもしれません。

―息子さんが一番好きな電車は、「特急ラビュー」なのでしょうか。ラビューのどこが好きなのでしょう。
ラビューを含めた西武鉄道の電車を全て愛しているようです。その中でも一番好きなのは30000系という、かわいい顔の車両だそうです。ラビューは特急なのでいつでも乗れるわけではなく、遠くへおでかけするときの特別感もあるのだと思います。

―普段、新幹線や電車を見に行くのですか。
休日のお出かけは必ずといっていいほど電車関係です。単に移動手段として乗ることも多いのですが、そういう場合にも多少遠回りでも子どもが乗りたそうな路線、まだ乗ったことがない路線などを経路に組み込みがちです。電車を見ている時のキラキラした顔は、なにものにも代えがたいので…

幼稚園へ行くのを頑張った息子さん。この出来事後の休日には、ラビューで西武秩父駅まで行ったそうです。現在、息子さんは行き渋りを続けているのでしょうか。いえ、幼稚園にもすっかり慣れて、楽しく通えるようになったそうです。最近では友達の話もしているそうです。

子どもの行き渋りも含め、泣いているだけでは親も困ってしまいますが、具体的な要求をしてもらえると安心出来る場合もありますよね。るしこさんは、日頃から子どもと接する上で、何度か聞いた内容でも新鮮に相槌を打ったり、好きな物を共有し一緒に喜んだりすることなどを大事にしているそうです。慌ただしい日常においては難しいこともありますが、日頃から子どものことをしっかり認めてあげることが、どんな時も正直に自分の気持ちを言えることにつながるのかもしれないなと筆者は思いました。

ほ・とせなNEWS編集部