小さいお子さんとの生活の中で「少し目を離した隙に…」といった出来事は誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。

今回紹介するのは「駐車場で助けてもらったこと」についてのエピソードです。
イラスト:23ca

少し目を離した隙に

数年前、ユカ(仮名)さんの子どものナツキ(仮名)くんがまだ幼い頃に経験したお話です。
ナツキくんをつれて買い物にでかけたユカさん。
買い物が終わり、駐車場でカートから荷物を車へ乗せかえていたそのときです。

駐車場が緩い斜面になっていたようで、ナツキくんと荷物を乗せたカートが動き出し横転してしまいました。ユカさんは慌てて駆け寄り、すぐにナツキくんの状態を確認しました。
幸いナツキくんにけがはありませんでしたが、日常によくある光景の中で起こった出来事でした。

かけつけて手を貸してくれた人

ユカさんにそのときのことを聞いてみました。

ーナツキくんにけががなくよかったです。どんな気持ちでしたか。
とても慌ててしまいました。ただ、駆け寄って手を貸してくださった方がいたのでとても助かりました。少し離れた場所から外国人の方が走ってかけつけてくれて「大丈夫ですか?」とカートを起こし、残りの荷物を車内まで運んでくれてとても助かりました。
ただ、気が動転してしまっていて、その方に「大丈夫です。すみません」としか言うことができずちゃんとお礼を言えませんでした。

迷わず助けられる人に

ーこの出来事があってから、何か変化はありましたか。
子どもを連れてお店に行くときは、カートから先に子どもをおろすようになりました。今では4歳になりカートにあまり乗らなくなりましたが、あのときの怖い思いはこれからもさせないようにと気をつけています。
そして私も、人が困っているときに迷わずとっさに助けられる人になりたいと思いました。後日、出来事を家族に話して素晴らしい人だったと改めて感じています。

ーこのような経験と同様、子育てをしていて大変なときはどんなときですか?
日々の生活で大変なことはたくさんありますが、一時のことだと思います。子どもの勉強、友達関係、学校のこと、日々、何が正しいのか子どもと向き合っているつもりです。
言うことを聞いてくれず指摘してしまうことも多いですが、うまくできたときはたくさん褒めるようにしています。
また、ピーマンなど苦手な食べ物はみじん切りにするなどの工夫をしています。

ユカさんは「子どもにもそれぞれの個性があるので、その子どもに合った向き合い方や育て方をして、ポジティブ精神でいてほしい」とも話してくれました。

子育て中の忙しく慌ただしい日々の中では色々なことがあります。あまり無理をせず、周囲の人と助け合いながら子どもたちを育てていきたいですね。

※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。

ほ・とせなNEWS編集部