新幹線の函館駅への乗り入れについて、函館市の調査では160億円台で「実現可能」とされたことがわかりました。
函館市の大泉潤市長が公約に掲げる北海道新幹線の新函館北斗駅から函館駅への乗り入れ。関係者によりますと、市がコンサルタント会社に委託した調査の結果、函館駅への乗り入れは「実現可能」と結論付けられたということです。
レール工事や函館駅の改修工事など整備にかかる費用はおよそ161億円から169億円と試算されています。およそ5年かけて、札幌延伸と同じ時期の開業を目指すということです。
函館市民）
「（新幹線が）来てくれるのはうれしいが実際問題本当に通るのかどうか。費用もけっこうかかるのではないかと思って。誰が負担するのかな」。
坂詰怜記者）
「函館駅の目の前には観光名所の函館朝市があり多くの観光客が利用しています」。
乗り入れによって新函館北斗駅と函館駅の間の輸送密度は現在の1.3倍に増え、経済効果は年間およそ120億円になると見積もられています。
朝市の従業員）
「新函館北斗駅だと乗り継ぎがあるので新幹線が通ることで、もっと観光客が来てくれると思うのでいいと思う」
函館市が行った新幹線乗り入れの調査結果がこちらです。
・整備費の試算はおよそ161億円から169億円。
・五稜郭駅にも停車を見込んでいる
・経済波及効果は年間およそ120億円
・整備期間は5年で札幌延伸と同時に開業を目指す
大泉市長は29日記者会見を開き、調査結果について今後、JR、国、道などと協議に入るとみられます。
