女性)

「すみません盗撮されたんですけど!捕まえてください!」。

容疑者の男)

「(盗撮)してません」。

夜遅くの地下鉄駅。盗撮されたという女性が男を追いかけます。

HTB記者)

「すみませんHTBなんですけど、何がありました?」。

被害に遭った女性)

「盗撮されました」。

容疑者の男)

「ちがいます」。

逃げる男。偶然、居合わせたHTB記者も一緒に追いかけます。

永山友菜記者)

「女性はこの下のホームで盗撮されたことに気が付き指摘したところ、男がこの階段からエスカレーターを使って改札の方へと逃げていったということです」。

動画が撮影されたのは27日午後11時半ごろ、地下鉄大通駅。東西線ホームで電車を待っていた女性。背後にいた男がスカートの下からスマートフォンを向けていることに、一緒にいた交際相手が気付きました。

被害に遭った女性)

「あやしい動き、屈伸したりとか何も入っていない空の紙袋をごそごそし始めたりとか携帯をわざと落としてなめるような動きでスマホを、カメラをスカートの中に入れるような風に動きをしながら立ち上がったので、彼もあやしいと思って声がけをしました」。

容疑者の男)

「言いがかりです」。

被害に遭った女性)

「言いがかりだったら謝りますので勿論こちら側も。なので(スマホ)見せていただくことは可能ですか?」。

容疑者の男)

「プライベートの写真もあるので」

一切、スマートフォンを見せようとしないばかりか、その場から立ち去ろうとする男。女性は交際相手と2人で追いかけていきます。改札口まで逃げた男を、途中で合流したHTB記者が取り押さえ、交際相手が駅員を呼び出しました。

被害に遭った女性)

「駅員さんを電話で、内線で呼んで、(HTB記者が)羽交い絞めにしている間に犯人がスマホから全画像消そうとしていたので、携帯を奪って確認したところ私の太ももと下着というか中に履いていたものがばっちり映っていたので、『あ、これは黒だ』と思いました」。

そのまま男は警察に引き渡され現行犯逮捕されました。男は「盗撮をしたことは間違いない、衝動的に盗撮をしてしまった」と容疑を認めているということです。スマートフォンには女性を盗撮した動画があったということです。

被害に遭った女性)

「『どうせ女の人がスカート短いのを履いているから悪いんでしょ』っていう風に言われない世の中に、自由にファッション楽しめるような世の中になってほしいなとは思います」。