豊頃町発注の公共工事を巡る贈収賄事件で、逮捕された町の前施設課長の男が退職後、便宜を図っていた業者に再就職する予定だったことが分かりました。

検察庁に身柄が送られた豊頃町職員の越谷光裕容疑者(61)は、施設課長だった去年3月と7月、町が発注する道路舗装工事などの指名競争入札で、町内の土木会社「十勝開発」が受注できるようにするよう依頼され、およそ14万2000円の接待を受けた受託収賄の疑いが持たれています。

接待をした十勝開発の当時の社長・松本司容疑者(66)も贈賄の疑いで逮捕・送検されていますが、この松本容疑者の会社に越谷容疑者が「入札担当」として、退職後に再就職する予定だったことが分かりました。警察は2人の認否を明らかにしていません。