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誰だって、怒っている人の相手はしたくないでしょう。とはいえ、遅かれ早かれそのようなシチュエーションに直面する時はあります。

激怒している人にどう対応すべきでしょうか?いや、もっと言えば、何をすべきではないのでしょうか?

ハフポストUS版のポッドキャスト「Am I Doing It Wrong?」は、 「アンガープロフェッサー(怒りの教授))」というニックネームで知られる、アメリカ・ウィスコンシン大学グリーンベイ校心理学教授のライアン・マーティン氏に、怒りの扱い方を聞きました。

「How To Deal With Angry People(怒っている人々とどう向き合うべきか)」や「Why We Get Mad: How To Use Your Anger for Positive Change(なぜ私たちは怒るのか:怒りをポジティブな変化に活用する方法)」などの著書があるマーティン教授は以前、「歴史上、『落ち着け』というセリフが誰かを落ち着かせたことは一度もない」という趣旨のツイートをしたことがあります。

それはなぜでしょうか?マーティン氏は、激怒している人に「落ち着け」という言葉が効果がない理由を、次のように説明します。

「この言葉を言うのは...相手が興奮して、必ずしも理性的に物事を考えられず、少々防御的になっているような状況です。そんな時に、このような直接的なセリフを言っても、あまり進展は見込めないでしょう。『深呼吸して』という言葉も、大した効果はないと思います」

でも怒っている人に「落ち着け」と言いたくなるもの。どうすればいいのでしょうか。

マーティン氏によると、相手に「落ち着け」と伝えるよりも、自分自身がそれを実践することで状況を落ち着かせる効果を得られます。

「興味深いのは、誰かに『落ち着け』と言う時、そう言っている方が、大声で叫んだり、厳しい声だったりすることです」とマーティン氏は説明します。

「そうではなく、少し後ろに下がり、普段よりも柔らかい声で話しかけ、優しい口調でコミュニケーションをとろうとすれば、相手は自然とそれにあわせるようになります。これは、私たちは周りの人たちに調子を合わせる傾向があるという進化の歴史に根ざしています」

つまり、話し方を変えることで、トゲトゲしい言葉を使わずに、状況を落ち着かせられるというわけだ。

マーティン氏は「率直に言えば、これは人を操る行動だと言えます...…感情の高ぶりを減少させているのです」とも述べます。

「より穏やかな声で話し、自分自身も冷静になり、怒りを爆発させている相手に怒りを乗り切れるようにするための最小限の助けを提供するのです」

マーティン氏は、これは相手の主張を丸呑みするということではない、とも説明します。

「相手に同意できない時は、同意したくないでしょう。しかし『あなたは明らかにこの事について非常に怒っています、一緒に解決策を話し合いましょう』と相手にわかってもらえれば良いのです。そうすることで、相手の怒りの『原因』を認めるのではなく、相手の感情を理解していると伝えられます」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。