ソウルで出会える、北朝鮮の味。脱北者の店「ソルヌン」で平壌冷麺を食べてきた
ハフポスト日本版6/16(月)13:29

ソウルで出会える、北朝鮮の味。脱北者の店「ソルヌン」で平壌冷麺を食べてきた
「ソルヌン」の平壌冷麺
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韓国旅行といえば、サムギョプサルやおしゃれなカフェスイーツも魅力的ですが、“ひんやり美味しい冷麺”も外せませんよね。
今回紹介するのは、ソウル・瑞草(ソチョ)エリアにあるちょっと特別なお店、「ソルヌン(설눈)」。実はここ、北朝鮮から脱北してきた女性がはじめた北朝鮮料理が味わえるお店なんです。
今回は、その「ソルヌン」で看板メニューの冷麺を食べてきました!
瑞草の「ソルヌン」は、平壌冷麺が食べられるお店
「ソルヌン」の外観。上品な雰囲気です。ソウル・瑞草(ソチョ)に、注目を集める北朝鮮料理のお店があります。その名も「ソルヌン(설눈)」。
かつては北朝鮮高麗ホテルのシェフだったという母と娘でオープンした小さな北朝鮮料理店で、韓国にいながら北朝鮮の平壌冷麺が味わえる貴重なスポットです。
日本でこの店が話題になったきっかけは、NHKの番組「突撃!ストリートシェフ」での紹介。取材では娘さんが出演し、北朝鮮在住時や脱北時のエピソードも語られ、多くの人が心を打たれました。
現在は母親がソウルの本店を切り盛りし、娘は日本人の夫と日本に移住。なんと千葉・稲毛に「ソルヌン」の2号店をオープンされたのだそう。
本店は地下鉄「瑞草」駅から歩いて5分ほどのところにあり、繁華街から少し外れた静かなエリアにあり、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめます。
さっそく平壌冷麺を注文!
「ソルヌン」の店内。明るい空間お店に入ると、まず感じるのは明るくて清潔な空気感。脱北者という言葉から想像されがちな“重さ”は一切なく、アットホームで温かな空間です。
私が訪れたのは平日の16時ごろ。夕食には少し早い時間帯でしたが、すでに何組かのお客さんが。
地元の方にも観光客にも愛されているお店のようで、ランチタイムには行列ができることもあるのだとか。
メニューにはプルコギや鍋料理もありますメニューには、プルコギやユッケジャン、緑豆チヂミなど家庭料理がずらりと並びます。でも、ここに来たならまずは「冷麺」を選びたいところ。
「水冷麺」を注文!冷たいスープの「水冷麺」(1,500ウォン)と、辛味の効いた「ビビン冷麺」(1,500ウォン)の2種類がありましたが、筆者は迷わず“水冷麺”をオーダーしてみました。
北朝鮮の平壌冷麺は、韓国でよくある冷麺とは違うといいます。いったいどんな味なのでしょう……?
あっさり優しい味の出汁がたまらない!
3種類のパンチャン(おかず)注文後は冷麺ができあがるまで、パンチャン(おかず)をいただきます。キムチが濃厚な味で美味しい。
「ソルヌン」の平壌冷麺!アートみたいな盛り付け注文して15分ほどしてからいよいよ冷麺が到着しました!目の前に現れたのは、まるでアートのような美しい一皿でした。
丁寧に盛り付けられています。盛り付けは繊細そのもので、麺の上には薄くスライスされたきゅうりや梨、にんじん、錦糸卵、そして牛・豚・鶏の3種類のお肉が丁寧にトッピングされています。見た目だけでもうすでに、絶対おいしいやつです。
透き通ったスープひと口スープをすすって、思わず目を閉じてしまいました。…やさしい!しみる!
丁寧にとったと思われる出汁は透き通っていて、塩気は控えめ。スープだけでも飲み干せるような、じんわりと心に沁みる味です。
繊細な「ソルヌン」の冷麺の麺!そして驚いたのは麺。
冷麺といえば、弾力のある麺を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、こちらの麺はとても細くて繊細。コシを残しながらもまるで素麺のような軽やかさで、そば粉の香ばしさがふんわり広がります。
スープとの相性も抜群で、つるつると食べる手が止まらず、気づけば器が空っぽに。「またすぐにでも食べたい!」そんな後味を残してくれました。
ソウルの「ソルヌン」で北朝鮮の味を味わってみて!
「ソルヌン」の平壌冷麺を食べてみて!韓国の首都・ソウルで、こんなにも繊細で優しい冷麺に出会えるなんて!「ソルヌン」でいただいた平壌冷麺は、ただの食事ではなく、“体験”として記憶に残る味でした。
脱北という過去を乗り越え、自分たちの文化と味を伝えるために立ち上げたお店。だからこそ、一杯の冷麺に詰まった思いと丁寧さが、こんなにも伝わってくるのかもしれません。
ソウルに行く予定がある方は、ぜひ「ソルヌン」の冷麺を旅の目的に加えてみてください。食べ終わった後、心がじんわり温かくなる一軒です。
ソルヌン(설눈)
住所:ソウル特別市 瑞草区 瑞草洞 1551-9
営業時間:11:00〜21:00(ブレイクタイム15:00〜17:00)
定休日:土曜、旧正月・秋夕(チュソク)の当日
アクセス:地下鉄2号線「瑞草」駅より徒歩約5分











