東京青年会議所主催の討論会に出席した小池百合子氏と蓮舫氏(2024年6月24日)

「小池都知事は、神宮外苑再開発の事業者から政治資金パーティー券を購入してもらっていないか」

6月24日に開催された、東京青年会議所主催の都知事選挙(7月7日投開票)ネット討論会で、候補者の蓮舫氏が現職の小池百合子都知事にそう尋ねる場面があった。

神宮外苑の再開発では、多くの樹木を伐採して野球場やラグビー場を建て直し、高層ビルやホテルを建設する。

事業者には、三井不動産、伊藤忠商事、明治神宮、日本スポーツ振興センターが名を連ねている。

蓮舫氏が、この再開発を認可した小池氏に「事業者からパーティー券の購入は受けていないか」と質問すると、小池氏は「パーティーの開催につきましてはそれぞれ法律に則った形で公表しており、そのような形で公開している」と答えた。

この回答に対し、候補者の石丸伸二氏が「今の質問はイエスかノーかで答えられる」と指摘。

「イエス」か「ノー」かで答えるよう促された小池氏は、「政治パーティーでは様々な方々からご意見を伺うと同時に、ご協力もいただいている。それは法的に則って進めているということ」と答えた。

司会者が「それはイエスということですか?」と確認したが、小池氏は「様々な方にご協力いただいております」と述べるにとどまり、「イエス」「ノー」では回答しなかった。

 

24日の討論会では、蓮舫氏が小池氏に神宮内苑についての認識を問う場面もあった。

小池氏は、6月19日に開かれた日本記者クラブ主催の共同記者会見で「明治神宮の内苑は原生林で、外苑は人工林だ」と発言している。

しかし、明治神宮は内苑、外苑ともに約100年前に人の手で作られた人工林だ。

蓮舫氏が「前回の討論で、小池さんは神宮内苑は原生林、神宮外苑は人工林とはっきり言ったが、その認識は今も一緒か」と尋ねると、小池氏は「神宮内苑は全国から献木をされ、約十万本の植栽をされたことは当然承知を致しております」と回答。

「内苑は人の手が入らない形で守られ、外苑は人の手で適切な維持管理をしているということで、内苑と外苑の違いが出てくる」と述べた。

蓮舫氏は「内苑が原生林というのは完全な間違いであり、そういうことを(開発を認可する)都知事が言うべきではないと思ってたので認識を改めてよかった」と述べた。