アメリカの独立記念日に当たる7月4日、イリノイ州で行われていた祝賀パレードで発砲事件が発生し、少なくとも7人が死亡、30人以上が死亡した。

事件が起きたハイランドパークの中心部を歩く警察官事件が起きたハイランドパークの中心部を歩く警察官

事件が起きたのはシカゴから約25マイル北部にある街ハイランドパークで、事件後住民には屋内退避勧告が出された。

地元テレビ局WGNによると、犠牲者のうち5人はパレードが起きていた現場で亡くなり、1人は病院で死亡した。また、8歳〜85歳の26人が病院に運ばれた。

警察は、21歳のロバート・E. クリモ3世を重要参考人と名指しし、その後逮捕したと発表した(当局は当初、容疑者の年齢を22歳としていた)。

レイク郡の重大犯罪対策本部の広報クリス・コヴェリ氏によると、警察が現場でライフルを押収した。コヴェリ氏は銃撃事件について「完全に無差別だ」と述べている。

銃撃現場近くに残された、アメリカの国旗とベビーカー銃撃現場近くに残された、アメリカの国旗とベビーカー

銃撃音が確認されたのは現地時間午前10時14分頃。銃声を聞いた人々はパニックに陥り、椅子やクーラーボックスやベビーカーなどを残したまま、現場から逃げた。

SNSに投稿された動画には、大人たちが子どもを連れて逃げていく中、フロートに乗ったバンドが演奏を続けている様子が映っている。

目撃者の一人は「大きな爆発音がした時、集まっていた人の間に困惑が広がった。中には花火の音だと思った人もいた」とWGNに語っている。 

また、フロートに乗っていた住人のデビー・グリックマンさんは、「人々が『誰かが発砲している、誰かが発砲している、誰かが発砲している』と叫び始め、私たちは逃げました。ただ逃げました。大混乱でした」とAP通信に話している。

アレキサンダー・サンドヴァルさんは、安全を確保するために息子をゴミ箱に隠して家族を探しに戻った、とWGNに明かした。

「帰ってくると、撃たれた人たちが地面に倒れていました。おそらく6〜8歳と思われる、小さな男の子が運ばれていました」

「それが一番つらかったです。自分の子どもを隠し、小さな男の子が運ばれるのを見るなんて。ご家族の気持ちを想像できません」

パレードを見るための椅子が取り残されたパレードを見るための椅子が取り残された

ハイランドパークは住民約3万人の街で、映画『フェリスはある朝突然に』『卒業白書』の舞台にもなった。フロートやマーチングバンドを使った独立記念日のパレードは、この街の伝統行事だ。

事件を受けて、正午に開始予定だった独立記念日の祝賀記念行事がキャンセルになったほか、近隣の町のイベントも中止された。

シカゴのハイドパークで独立記念日の行事に出席中だったイリノイ州のJ.B.プリツカー州知事も、イベントを退席して声明を発表。

「子どもとともに、コミュニティの人々と祝日を祝おうとしている家族に発砲しようと待ち構えているモンスターがいることに言葉を失う」と述べた。

また「私は、イリノイ、そしてアメリカの人々ともに、断固として立ち向かいます。私たちははびこる銃暴力、を必ず終わらせなければいけないし、終わらせます」と銃規制を求める姿勢を示した。

【UPDATE】2022年7月6日09時45分

容疑者の年齢と犠牲者数を更新しました

 

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。