茨城県内の15歳未満の子どもの数は、前年より約8460人減の30万7176人となったことが4日、同県のまとめでわかった。「こどもの日」にちなみ、県常住人口(4月1日時点)から5日現在を推計した。総人口に占める割合は同0.3ポイント減の11.1%。1920年の国勢調査開始以来、過去最少を更新した。

内訳は男子が15万7559人、女子が14万9617人で、男子が女子を7942人上回った。

推計の基となる4月1日時点の県常住人口調査結果によると、子どもの数は前年同期から8401人減の30万7779人。割合は同0.2ポイント減の11.2%だった。

市町村別に見ると、県人口に占める子どもの割合が同日現在で最も高かったのは、つくば市が15.5%。次いで、つくばみらい市15.4%▽守谷市14.5%▽東海村13.4%▽阿見町12.4%。前年から子どもの人口が増えたのは3市町で、つくば市が354人、つくばみらい市が12人、阿見町が26人増えた。

一方、最も割合が低かったのは大子町の6.4%。このほか、利根町6.5%▽河内町6.9%▽稲敷市7.7%▽城里町8.2%▽五霞町8.3%。

20年から5年ごとに実施されている国勢調査によると、同県内の子どもの人口は86年の調査以降、減少が続いている。最も多かったのは50年の74万7393人で、割合が最も高かったのは35年の38・9%だった。