茨城県出身でいばらき大使のお笑いコンビ「カミナリ」のトークイベントが29日、同県阿見町よしわらの「あみプレミアム・アウトレット」で開かれた。特設会場には県内外から約500人が集まり、石田たくみさんがメロン派、竹内まなぶさんがスイカ派に分かれ、旬の県産品の魅力を軽快な語り口でPR。人気投票も実施された。

トークイベントは同アウトレットの15周年記念の一環で実施された。ステージ上には同町産の大玉スイカとグリーンメロンが用意され、観客はカミナリの2人を大きな拍手で迎えた。

スイカとメロンのプレゼン対決で、石田さんは「メロンは市場に出回る期間が限られ、希少価値が高い」と紹介。スイカ派の竹内さんも「たたいて割って良い。種を飛ばしても良い」と訴えた。

司会者からはPRする2人の「本気度」を測るクイズが出題され、スイカの中身が赤い理由やメロンが野菜と果物のどちらに分類されるかなどの知識を試した。アピールを踏まえた観客による投票で人気1位はメロンに決定。抽選で選ばれた観客に、町内専門店のジェラートの引換券が贈られた。

2人と親交がある同県鉾田市のメロン農家、酒井誠治さん(35)は「農産物の紹介もポイントを押さえていて、さすがいばらき大使。魅力を発信してくれた」と笑顔を見せた。

アウトレットでは町の物産展「まい・あみ・マルシェ」も30日まで開かれている。