茨城県牛久市は4日、市内の国民健康保険加入者に交付する保険証の色を間違えて印刷するミスがあったと発表した。県内市町村はえんじ色で統一するよう定められていたが、薄緑色で対象者約1万5000人分を発注した。担当者が県の通知を見落としていたことが原因。保険証の有効期間は8月1日に始まるため、市は印刷し直して対応する。

市によると、県からは昨年9月に保険証の色をえんじ色とするよう通知が届いていたが、担当者が見落とし、発注前の確認でも気付かなかった。今年6月に届いた保険証更新を知らせるポスターで保険証の色が異なっていたことから発覚。薄緑色は、現行保険証の代わりとなる「資格証明書」の指定色だった。