何気ない日常を少しだけ特別なものにしてくれる、お花や植物。それは、通勤途中に見かける四季折々の花だったり、お祝いごとのブーケだったり、インテリアを彩る鉢植えや観葉植物だったり・・・。そんな植物たちから、今日も元気をもらいましょう! この連載では、お花や植物選びのコツ・育て方などを、園芸に造詣の深い植木おじさんことTさんに教えてもらいます。



今回はお部屋に彩りを添えてくれる「ドライフラワー」について。自家製ドライフラワーで、ナチュラルなインテリア用品を作ってみましょう。



吊るして乾かすだけ、まずはドライフラワー作りから



ミモザとミニバラ、アイビーを用意してみました


まずはドライフラワーを作ります。摘んできたもの、あるいは買ってきた切り花を1本ずつ離し、茎の部分にひもを結びつけ、間隔をあけて逆さの状態でハンガーにくくり付ける。





直射日光の当たらない、風通しの良い場所に結びつけたら、2週間ほどそのままに。完全に乾けばできあがり。



ハンガーにくくり付け、カーテンレールに吊るして乾かしました


「花や葉の色合いを残すなら、新鮮なうちに乾燥させましょう。葉がたくさんついている場合は、余分な葉を取り除くと、乾くまでの時間が早くなりますよ」(Tさん)



必要な材料と作り方



今回はドライフラワーを使って、ナチュラルな壁飾りを作ってみたいと思います。



【所要時間】
30分程度



【用意するもの】
ドライフラワー、木の枝または流木、麻紐、ハサミ





【作り方】
1. 具体的な仕上がりイメージを考え、ドライフラワーを枝にくくりつける順番に並べる。





2. 短くカットした麻紐をドライフラワーに巻き付け、木の枝に結びつける。枝の左端・右端に麻紐を結びつる。余分な紐をカットしたら完成。





作るときのポイント



生花の状態と乾燥させたときでは、ボリュームが変わってくるので、同じお花でも印象がずいぶん変わります。一方、リーフ系は乾くのに時間がかかりますが、乾燥前と乾燥後も、それほど見た目は変わりません。



生花の状態のミモザと3日間乾燥させたミモザ(中央)


ボリューム感の異なる何種類かのお花とリーフで、ドライフラワーを多めに作っておくと、イメージに合った作品作りができると思います。とても簡単なので、誰でも失敗なく作れると思いますよ!



完全に乾いた状態のお花やリーフは、パリパリ。枝に結びつける際に、素材をつぶさないようにだけ気をつけてくださいね。



枯れた花や植物で作ったらダメ?



さて、ドライフラワーは枯れた花や植物でも作れるのでしょうか? Tさん曰く「枯れているものだと、そのままの色味になります」とのこと。言われてみれば、確かに・・・! 「色があせても美しい花や葉は、枯れた状態から乾かしてもOK」だそうですよ。



買ってきたお花でも、自然の中で見つけても





ミモザを購入したフローリストによると「家庭で本来の色味を保ちながら、ドライフラワーにしやすいものは“かすみ草”など、花が小ぶりのもの」とのことで、今回は冬の終わりから春先にかけて出回るミモザと、同じく乾燥しやすいミニバラをセレクト。家のアイビーと拾った枝を使って、ナチュラルな壁飾りを作りました。



彩り豊かに花開く春や夏なら、庭や道端のお花やリーフ、あるいは旅先で見つけたナチュラルな素材で作りたいですね。



素材を上手に乾かせば、長期に渡って楽しめるドライフラワー。カーテンレールでお花を乾かしている最中にも、お花の変わりゆく表情が楽しめるのも楽しみのひとつです。お部屋が華やかになりますよ! みなさんも、ぜひ、お試しくださいね。



植木おじさん(Tさん)・・・ガーデニング&家庭菜園を始めて早30年。都内にある自宅にはガーデニングスペースのみならず、温室も併設、蘭の栽培が得意。愛読書は『趣味の園芸』と『趣味の園芸 やさいの時間』。お花と野菜のことならお任せあれ! 



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