【毎週日曜12:30配信】映画の中に登場する料理やスイーツ。おいしそうなシーンを見て、無性に「これ食べたい!」と思った経験がある人も多いのでは? この連載では、そんな映画を彩るグルメの妄想レシピをご紹介。あの名作のあの料理はどんな味?どうやって作るの?そんなギモンに応えるべく、筆者が独自に再現します。今回は、「紅の豚」から「ホテルアドリアーノのサーモンソテー」にトライ。

紅の豚 サーモン ステーキ


大人向けのストーリーが話題を呼んだ「紅の豚」



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世界恐慌時のイタリア・アドリア海を舞台に、自ら魔法をかけブタになった中年パイロット、ポルコの活躍を描いた名作「紅の豚」。空を飛ぶロマン、クールな生き様、硬派な台詞――。陽気なタッチながら、人生の哀感や苦みも織り込まれ、ジブリ作品の中でもひときわ異彩を放っています。



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ヒロインの一人はポルコの幼馴染で、聡明な色気を醸すジーナ。ひと仕事終えたポルコが、彼女が経営するホテルアドリアーノでひとり食事をする様は実にダンディ。シーンに深みを与えたポルコとジーナが交わす大人の会話も魅惑的でした。



そんなポルコが嗜んでいたのはサーモンソテーと白ワイン。ナイフとフォークを巧みに使う彼の姿が記憶に刻まれている人も多いのでは?



ホテルアドリアーノの「サーモンのソテー」





それでは作っていきましょう。主な材料は下記の通り。アトランティックサーモンのみならず、秋鮭や銀鮭でももちろんOK。ポルコが食していたサーモンソテーの“ソース”については諸説あるのですが、その中でも有力と言われる「マスタードクリームソース」を作ります。



材料(1人分)



  • アトランティックサーモン 100g
  • 生クリーム 50ml
  • バター 大さじ1
  • ワイン 小さじ2
  • 粒マスタード 小さじ2
  • 人参 1/3本
  • 水 120ml
  • 砂糖 大さじ1
  • バター 小さじ1(グラッセ用)
  • 塩胡椒 適量


作り方





まずは付け合わせの人参のグラッセから。映画で登場したものと同様にシャトー切りに。皮を剥いたら5cmほどにカットし、縦4等分に切り分けます。





次にそれぞれの角を面取りします。余った部分はサラダなどに活用しましょう。





鍋に人参、水、バター、砂糖を入れ、中火で20分ほど熱します。仕上げに強火で炒り付けて照りを出したら完成。





続いてサーモンソテー。両面に塩胡椒を軽く振りかけます。





フライパンを中弱火で熱し、バターを入れ、サーモンのすべての面に焼き色が付くようにじっくり焼いていきます。





サーモンが焼けたら皿に取り分けます。キッチンペーパーでフライパンの油を拭き取り、生クリーム、白ワイン、マスタードを入れ、スプーンで軽くかき回しながらなら沸騰させます。味見をして、塩気が足りなければ塩胡椒で調整しましょう。



ジブリめし ジブリ 料り


所定の位置に人参のグラッセ、サーモンソテーを配し、ソースをかけたら完成です。皿が若干大きめですが、“それっぽく”見える気が!



紅の豚 サーモン ステーキ


ナイフでカットすれば、気分はすっかりポルコ。サーモンはじっくり焼くことでふっくら柔らか。マスタードの酸味とクリームのコクが調和したソースとも嬉しいぐらいよく合います。さらに人参のグラッセのほんのりした甘みが心地よく、箸休め要員として絶妙な威力を発揮。シンプルながら多彩な感動に出合えるひと皿でした。

まだまだステイホームな日々が続く今。ワインを片手に、シネマティックなグルメを味わって、おうち時間をアップデートしてみてはいかが?



[Photos by Nao]
※レシピは公式のものではなく、筆者が独自に再現したレシピになります。映画の内容については注意の上執筆しておりますが、事実と異なる部分がある場合にはご一報(info@iemone.jp)いただけますと幸いです。