同率第5位は山口県美祢(みね)市にある「秋吉台カルストロード」。山口県中西部の秋吉台を南北に貫くように約8kmにわたって広大な草原を縦断するこの道路では、雄大な景色を堪能することができます。
同率第5位にランクインした「海中道路」は沖縄県うるま市にある全長約5kmの道路です。四方を海に囲まれているので、360度のオーシャンビューを楽しむことができます。
第4位には和歌山県串本町にある「くしもと大橋」がランクイン。潮岬側の386mのループ橋と、紀伊大島側の290mのアーチ橋からなり、美しいデザインが特徴的な橋です。

同率第2位は熊本県阿蘇市にある「阿蘇パノラマライン」です。阿蘇五岳へと駆け上がる登山道路で、標高1,150mの山上広場を終点に、西の「下野線」・南の「吉田線」・北の「坊中線」から構成されます。
同じく第2位にランクインした宮崎県日南市の「日南フェニックスロード」は、宮崎県宮崎市の市街地から、日南市を経由して串間市の都井岬(といみさき)まで続く、海岸線に沿った道路。日本にいながら南国の雰囲気を味わうことができます。
伊良部大橋の魅力といえば、なんといってもマリンブルーに輝く海。日本が誇る宮古島の透き通った青い海の美しさは、まさに「言葉を失う」という表現がぴったりです。

梅雨が明けると、いよいよドライブ好きにとって心躍る最高な季節がやってきます。せっかく走るのであれば、絶景の中を気持ちよく駆け抜けたいですよね。そこで今回は、西日本の地から、選りすぐりの「走りたい道路ランキング」をお届けします。

西日本の「走りたい道路」 トップ10を発表!

 夏の陽射しを浴びながら、心地よい風を感じるドライブは、まさに至福の時間です。絶景のなかを走り抜けるドライブ旅のプランを立ててみるのもありですね。旅先でレンタカーを借りてドライブを楽しんでみるのもおすすめです。

「生活ガイド.com」が発表した「走りたい道路ランキング 西日本編 トップ10」。栄えある1位に輝いたのは、沖縄県宮古島市にある「伊良部大橋」でした。
出典:生活ガイド.com

 本記事では、株式会社ウェイブダッシュが運営する「生活ガイド.com」が発表した、みんなのランキング第50回「走りたい道路ランキング 西日本編」トップ10のなかから5位までの道路の魅力を紹介します。

 西日本にある美しい景色や見晴らしのいい道路から厳選された、“思わず走りたくなるような道路“は、どれも素晴らしいものばかり。車でのドライブだけでなく、ツーリングやサイクリング、ジョギングにもおすすめです。ぜひ、素敵な道路を走り抜けながら、広々とした景色や風を感じてみてください。

《調査概要》
みんなのランキング第50回「走りたい道路ランキング 西日本編」
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023/10/05〜2023/11/30
調査対象:生活ガイド.com会員の内、10代〜80代の男女163名
発表ページ▶ https://www.seikatsu-guide.com/rank_minna/result/50/

【第5位】草原を縦断する「秋吉台カルストロード」:山口県美祢(みね)市

同率第5位は山口県美祢(みね)市にある「秋吉台カルストロード」。山口県中西部の秋吉台を南北に貫くように約8kmにわたって広大な草原を縦断するこの道路では、雄大な景色を堪能することができます。

 日本最大級のカルスト台地(雨による浸食などで石灰岩が地表に現れる地形)を横切る「秋吉台カルストロード」。山口県中西部の秋吉台を南北に貫くように約8kmにわたって草原を縦断するこの道路は、雄大な景色を堪能できる絶好のドライブスポット。緩やかな丘陵地に石灰岩が溶かされてできたすり鉢状の窪地や、石灰岩の突出物が無数に形成されたその景観は、まさに異空間に迷い込んだかのよう。非日常な雰囲気を楽しむことができるでしょう。

《投票者のコメント》
・日本最大級のカルスト台地を走る道路で、観光シーズン以外は通行量も少なく、雄大な自然を満喫できます。近くに秋芳洞等の鍾乳洞もあり、見所も満載です。(60代/男性)
・1度行ったことがあり、とても爽快で気持ちよく、いいリフレッシュになった。(40代/女性)

 

【同率第5位】360度のオーシャンビューの「海中道路」:沖縄県うるま市

同率第5位にランクインした「海中道路」は沖縄県うるま市にある全長約5kmの道路です。四方を海に囲まれているので、360度のオーシャンビューを楽しむことができます。

 沖縄本島からうるま市の離島を結ぶ「海中道路」は、全長約5kmにもわたります。実際に“海の上”に架かっており、360度のオーシャンビューが望める絶景道路です。道路の中央にあるロードパーク(休憩所)には飲食店や土産品店があるだけでなく、夜間にライトアップされた平安座(へんざ)海中大橋を渡ることもできるため、昼夜問わず楽しめます。視界の両脇に広がる海の景色を眺めながら、心地よい潮風を感じてみてはいかがでしょうか?

《投票者のコメント》
・映画のワンシーンみたい。(20代/男性)
・自然との共生を絵にかいたような感じでうらやましい。(70代/男性)

【第4位】大自然を感じるアーチ橋の「くしもと大橋」:和歌山県串本町

第4位には和歌山県串本町にある「くしもと大橋」がランクイン。潮岬側の386mのループ橋と、紀伊大島側の290mのアーチ橋からなり、美しいデザインが特徴的な橋です。

 和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町にある「くしもと大橋」は串本本土と紀伊大島を繋ぐ架橋。1999年9月8日に開通した比較的新しい橋で、潮岬側の386mのループ橋と、紀伊大島側の290mのアーチ橋からなります。特に緩やかな放物線を描くアーチ橋は、自然との調和を尊重した島影を彷彿とさせる美しいデザインが特徴的。紀伊山地を背に和歌山の大自然を感じることのできる、最高のドライブスポットです。

《投票者のコメント》
・橋の形が素敵でまわりの景色とのコントラストが素晴らしい。(30代/男性)
・おしゃれな道路。海と空のコントラストがすてき。(50代/女性)

【第2位】ダイナミックな自然を感じる「阿蘇パノラマライン」:熊本県阿蘇市

同率第2位は熊本県阿蘇市にある「阿蘇パノラマライン」です。阿蘇五岳へと駆け上がる登山道路で、標高1150mの山上広場を終点に、西の「下野線」・南の「吉田線」・北の「坊中線」から構成されます。

 熊本県の阿蘇カルデラ中央部に位置する「阿蘇パノラマライン」は、阿蘇五岳へと駆け上がる登山道路。標高1,150mの山上広場を終点に、西の「下野線」・南の「吉田線」・北の「坊中線」から構成されます。鬱蒼とした雰囲気の樹林帯、広々とした草原、牛がのんびりと暮らす風景、阿蘇五岳の勇ましい山容など、3ルートでそれぞれ異なる景観を楽しむことができるのが魅力のスポットです。

 また、自転車やオートバイで走っても最高のロケーションで、2023年10月には国際自転車ロードレースも開催されています。日本離れした壮大なスケール感を、ぜひ実感してみてください。

《投票者のコメント》
・学生時代にやまなみハイウェイをバスで観光したことを思い出しました。また行きたい。この道路も通ってみたい。(60代/男性)
・雄大な阿蘇山を見ながらのドライブ、憧れます!!(40代/女性)

【同率第2位】南国らしい海岸線を走る「日南フェニックスロード」:宮崎県日南(にちなん)市

同じく第2位にランクインした宮崎県日南市の「日南フェニックスロード」は、宮崎県宮崎市の市街地から、日南市を経由して串間市の都井岬(といみさき)まで続く、海岸線に沿った道路。日本にいながら南国の雰囲気を味わうことができます。

 同じく2位を獲得した「日南フェニックスロード」は、宮崎県宮崎市の市街地から、日南市を経由して串間市の都井岬(といみさき)まで続く、海岸線に沿った道路。その名の通り、道路沿いには宮崎県の“県の木”に制定されているヤシ科の「フェニックス」が植えられており、日本にいながら南国気分を味わうことができます。また、海岸沿いということもあり、雄大な水平線や大隅半島へ沈む夕日を鑑賞できる絶景スポットです。

 とはいえ、シーサイドラインの雰囲気がずっと続くわけではなく、緩やかなワインディングに変わる田舎道や、海の力で削られた波状岩の「鬼の洗濯板」、岩場に建てられた朱塗りの「鵜戸(うど)神宮」、歴史的な雰囲気が残る「油津(あぶらつ)」の街並みなど、バラエティーに富んだ変化を楽しむことができるんです。

 そして、ドライブのハイライトとなるのは、大隅(おおすみ)半島を見渡せる都井岬。展望は国内屈指の良景といわれ、息を呑むほどの絶景が広がります。また、「岬馬(みさきうま)」と呼ばれる野生馬が生息している地域のため、運がよければドライブしながら遭遇できるかもしれません。

《投票者のコメント》
・南国のような道が続き、リゾート感があります。(60代/女性)
・日南のフェニックスは1度旅行の際に助手席で体験しましたが、最高だったので自分で運転して、走ってみたいです。(40代/女性)

【第1位】透き通った青い海の上を駆け抜ける「伊良部(いらぶ)大橋」:沖縄県宮古島市

見事第1位を獲得した「伊良部(いらぶ)大橋」は、宮古島から伊良部島を繋ぐ全長3,540mの橋。無料で渡れる橋としては日本一の長さを誇ります。
提供:宮古島市 観光商工課

  「走りたい道路ランキング 西日本編 トップ10」で栄えある1位に輝いたのは、沖縄県宮古島市にある「伊良部大橋」。宮古島から伊良部島を結ぶこの橋は、なんと全長3,540m(語呂合わせで「サンゴのしま」)で、無料で渡れる橋としては日本一の長さを誇ります。2006年に着工され2015年1月31日に開通した比較的新シ\い橋ですが、島と島を結ぶ交通インフラとしてだけでなく、水道管も併設されるなどライフラインとして島民にとって重要な役割を担っているんです。

伊良部大橋の魅力といえば、なんといってもマリンブルーに輝く海。日本が誇る宮古島の透き通った青い海の美しさは、まさに「言葉を失う」という表現がぴったりです。

提供:宮古島市 観光商工課

 伊良部大橋の魅力といえば、なんといってもマリンブルーに輝く海。日本が誇る宮古島の透き通った青い海の美しさは、まさに「言葉を失う」という表現がぴったりです。その光景にあっけにとられないよう、通行の際はぜひ安全運転を心がけてくださいね。

《投票者のコメント》
・沖縄の海の色が好きで、透き通るような海の近くを車で走れるから、一度、行ってみたいです!(40代/女性)
・きれいな海を望みながら空中散歩しているような雰囲気になるところ。(50代/男性)

| 宮古島市のおすすめスポット

 宮古島市には、伊良部大橋以外にも数々の絶景スポットがあります。

宮古島から橋を渡り伊良部島に来ると広がる「佐和田の浜」は「日本の渚百選」にも選ばれた人気スポットです。

提供:宮古島市 観光商工課

佐和田の浜

 そのひとつが「佐和田の浜」。宮古島から橋を渡り、伊良部島に来ると広がるこの佐和田の浜は「日本の渚百選」にも選ばれた人気スポット。渚に転がる大小無数の大岩が、独特な雰囲気を作り出しています。この岩は、地震で引き起こされた津波によって、巨大なサンゴ礁の塊が海底からはがれて打ち上げられたという説があり、なんとも神秘的な雰囲気が漂います。

渡口の浜

 そして、伊良部島の南側に位置する「渡口の浜」も合わせて訪れてほしい絶景スポット。長さ約800m、幅約50mの緩やかな弓状の形をした浜辺で、きめ細やかで真っ白な砂浜が魅力。また、沖縄県でも有数の透明度が高い海といわれており、水中に潜らずとも悠々と泳ぐ熱帯魚の姿を見ることができるでしょう。ほかでは見ることのできない透き通った海と、白い砂の美しいマッチングを堪能してみてはいかがでしょうか。

伊良部島の南側の「渡口の浜」は、長さ約800m、幅約50mの緩やかな弓状の形をした浜辺で、きめ細やかで真っ白な砂浜が魅力的です。

提供:宮古島市 観光商工課

出典・写真提供:生活ガイド.com