来たる5月12日、ファン待望のシリーズ最新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』がついに発売されます。いかなる冒険が待ち受けているのか、待ちわびている人も多いのではないでしょうか。

本稿ではそんな最新作で“復活してほしい”と熱望されているキャラクターについて、シリーズの過去作を振り返りつつご紹介。多くのプレイヤーに恐怖を与えた、トラウマ級の敵たちを取り上げていきます。

◆シリーズ定番のいや〜な敵・ライクライク
まず注目したいのは、ファンのとってはおなじみのモンスター「ライクライク」です。


どことなくかわいらしい響きの名前ですが、その実態はぐにゃぐにゃとした筒のようなモンスター。2021年12月放送のバラエティ番組「テレビゲーム総選挙」（テレビ朝日系）で、アンガールズの田中卓志さんが「ライクライクが本当に嫌い」「ブニュブニュの気持ち悪い奴」と嫌そうに語っていたことが印象的です。

ここまで嫌悪感を抱かれているのは、何も見た目の気持ち悪さだけが理由ではありません。というのもライクライクにうっかり呑み込まれようものなら、しばらく体内のなかでもちゅもちゅと咀嚼された挙句、ペッと吐き出されて「盾」を奪われてしまうのです。

作品によっては盾のみならず、洋服やルピーまで奪われることも。「にじさんじ」所属のVTuber・夜見れなさんも、ライクライクの“追い剥ぎ”にあった犠牲者です。『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の実況動画のなかで、盾と服を同時に奪われていました。

嫌らしい特徴をもつ敵キャラクターですが、だからこそ、多くの人の記憶に残っているもの。むしろ闘争心をかきたてられるようで、「武器が壊れるシステム続投するなら、追い剥ぎしてくるライクライクと相性良さそう」「ライクライクがうじゃうじゃいる巣とかあってほしい」と期待する声も少なくありません。



◆“みんなのトラウマ”ことリーデット
「リーデット」もまた、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』での再登場を期待されている敵キャラクターです。リーデットの仕様や見た目は作品によって異なるものの、ここでは1番印象的な『ゼルダの伝説 時のオカリナ』での姿を紹介しましょう。

恐ろしいゾンビのような見た目をもつリーデット。プレイヤー（リンク）を見つけた時に発する、甲高い奇声もトラウマものです。そのままじわりじわりと近づき、リンクの体にがっしり組みついて生命力を吸い上げていく光景は、まるでホラーゲームのよう…。

今でも多くの人のトラウマとなっているようで、「時のオカリナをプレイしてた当時、リーデットがばちくそ怖かった」「リーデットの奇声が1番のトラウマ。リンク動かなくなるし、めちゃくちゃビビる」と当時を振り返る声が見受けられます。

印象的であるがゆえに復活を待ち望む人も多いようですが、実は今年2月に公開された「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 2nd トレーラー」において、リーデットらしき敵キャラの姿を確認できるとのウワサもありました。

今のところはリーデットなのかどうか、定かではありませんが、もしかしたら…ということもあるかもしれませんね。

◆厄介な雑魚キャラの筆頭・タートナック

「ゼルダの伝説」シリーズを通してプレイしているファンの中には、「タートナック」の復活を心待ちにしている人も多いはず。

タートナックはシリーズ第1作目から登場している、馴染み深いキャラクター。それゆえネット上でも、「最新作で登場してほしい敵キャラはダントツでタートナック」「ブレワイの自由度でタートナックと戦ってみたい」「古代兵装したタートナックとか出てきたら最高」などと復活が熱望されています。

重厚な鎧と盾による鉄壁の防御を誇り、作品によっては中ボスを務めることもあるタートナックですが、真に恐ろしいのは複数体いる時でしょう。なかでも『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のダンジョンに登場するタートナック3体は、かなり厄介な存在でした。

ただでさえダンジョン内ではハート回復のチャンスがほとんどないのに、最下層目前に登場したタートナックたちの姿には、絶望せざるを得ません。逆にいえば、その存在は冒険をよりスリリングにしてくれること間違いなし。タートナックと再戦するチャンスは、はたして用意されているのでしょうか。

もちろん今回紹介した敵キャラクターは氷山の一角。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で、思い出のモンスターと再会できることを祈りましょう！