2024年2月24日に3周年をむかえ、アニバーサリーイベントが催される『ウマ娘 プリティーダービー』。さまざまなアップデートが追加されるなか、もっとも注目されるのが7つ目の育成シナリオである「U.A.F. Ready GO! 〜アスリートのキラメキ〜」(以下、U.A.F.編)の実装でしょう。

U.A.F.編は、"No.1アスリート"を決めるスポーツ大会「U.A.F.」の開催に向けて、新たなウマ娘やキャラクターと共に育成していく内容となっており、「ウマ娘のアスレチック能力とは?」といった部分にフォーカスを置いたストーリーが想像を引き立てます。

本記事では、新シナリオ公開に先駆けて催されたメディア向け体験会でのプレイレポートをお届けします。

※記事中の画像は開発中のものであり、表記される数値などは実際に収録されるものと異なる可能性があります。

◆「U.A.F.編」は、新たな練習システムの導入でより奥深く

新シナリオU.A.F.編には、既に実装済の育成シナリオとは異なるポイントがいくつかあります。

まず、これまでサポートカードにはスピード/スタミナ/パワー/根性/賢さの5タイプがありましたが、今回のシナリオではスフィア/ファイト/フリーという3つのジャンルが5タイプにかかり、全15種類のトレーニングが新たに生まれることになりました。

全15種類の練習はスポーツ競技を模しており、バレー/バスケ/相撲などさまざま。これらは、新シナリオでは競技トレーニングと呼ばれます。

スフィア枠の5種類、ファイト枠の5種類、フリー枠の5種類の競技トレーニングは、以前までのスピード/スタミナ/パワー/根性/賢さの5タイプに即して練習パートに登場しますので、これまでと同じように練習をする形になります。
くわえて15個の競技トレーニングにはそれぞれ競技レベルがあり、後に紹介しますが半年に一度開催されるU.A.F.にも関わってきます。

新シナリオの大きなポイントは、この3ジャンル5種・合計15個の競技トレーニングによって生まれる「リンクトレーニング」「ヒートアップ」にあります。

たとえばここではパワー・根性・賢さにスフィア(青色)枠の練習マスがかかっています。

従来であれば、賢さ練習をすれば賢さとスピードのみが成長しますが、今回のシナリオでは画像のようにパワー・根性も同時に成長させることができます。つまり、今回のU.A.F.編では「同じ色がかかっていれば該当ステータスを上げられる」(「リンクトレーニング」)ことが大きなポイントになります。

極端な例をあげると、すべての練習コマンドが同一色になっている状態であれば、どの練習をしてもすべてのステータスを成長させることができます。

15個のトレーニングそれぞれに競技レベルがあがり、スフィア/ファイト/フリーそれぞれで競技レベル合計値が一定に達すると「ヒートアップ」効果が発動し、各枠特有の効果が発揮されてさまざまな恩恵が得られます。


また練習パートで特定のジャンル(色)で固めて練習したい場合、「相談」というコマンドを使えばジャンルを揃えての練習も可能。「相談」コマンドの使用回数はメイクデビュー後や半年ごとにリセットされるので、合計21回は使用できます。

ここまで練習パートの変化について書いてきましたが、ダイレクトな変化がもう一つあります。これまでのシナリオでは賢さ練習をすれば体力回復ができ、休みコマンドの代用として使えていました。

ですが新シナリオでは競技トレーニングとなった影響で、賢さに類する練習は「スナイプボール」「ソニックフェンシング」「アクロバットアロー」へと代わり、それぞれ野球・フェンシング・アーチェリーに相当する競技トレーニングとなりました。

実際の練習映像をみれば激しく体を動かしており、ウマ娘は休めていません……。なんと新シナリオでは、賢さ枠の練習で体力回復はしないようになっています。(下の写真の体力ゲージに注目)

体力回復は、休みコマンド/お出かけコマンド/友人とのお出かけなどが主となります。この点は、初見プレイ時には絶対に引っかかってしまうはずなので、覚えておくべきでしょう

こういった変化がいくつもあるなかでプレイしましたが、四苦八苦しつつも大きなミスすることなく完走できました。

気をつけるポイントは、「同じジャンル(色)で揃えて練習する」「休みコマンドは躊躇なく踏む」ことでしょうか。他にも新要素が導入されて変わる部分はあるかと思いますが、ここを抑えれば大きくつまずくことなくプレイできそうです。

3周年を迎え、大好きなウマ娘たちを上手に育成するのもさすがに慣れてきたところ。そんなトレーナーたちに向けて、新しい育成システムを導入し、ゲームプレイそのものを難しく/面白くしようとしてきたように感じました。

育成シナリオですが、全トレーナーがいちばん最初にプレイしたであろう「URAファイナルズ編」をベースにした流れとなっており、育成するウマ娘個人のストーリーと同時並行するかたちで、U.A.F.編のストーリーが展開されていきます。

半年に1度(6月/12月)のペースで大会が催され、競技トレーニングの競技Lvによって順位が決定。優勝・上位入賞などを成し遂げて、進めていく流れです。



◆宿命や因果の先をみせる「U.A.F.」編は、3周年を迎えた新たな物語の予兆か?

今回のシナリオで登場した「U.A.F.」とは、ウマ娘としてレースで活躍している子たち以外に、他スポーツで活躍しているアスリートウマ娘らをも集め、「だれが一番のアスリートなのか?」を決める「ウマ娘アスレチックフェスティバル」という大会を指します。

アスリート系ウマチューバーとして活躍しているソノンエルフィーと、運営総責任者の都留岐涼花の2人が、大会を成功させるべくトレセン学園にも訪問し、大会参加を呼びかける。そんなところからストーリーはスタートします。

ソノンエルフィーはさまざまな運動・スポーツを通して、その楽しさや面白さを多くの人に届けようと活動するインフルエンサーであり、この大会にむけて並々ならぬ気持ちをもって臨んでいるとのこと。

これまで「ウマ娘」という存在は、常人では考えられないほどのパワーやスピードを生み出せると何度も表現されてきましたが、「アスリート」というテーマとして新シナリオに組み込むとは驚かされました。

ウマ娘たちは、「レース場に立ち、勝ち上がること」が大きな目標となっています。なんの因果か競走馬の名前をつけられた彼女らは、持ちうるポテンシャルを活かして勝利へと邁進します。

劇中では「史実」「実際の競走馬」との関係性を仄めかすストーリーが展開されたり、もしくはある種の運命に抗うように戦い、勝利していく姿が描かれたりしています。自身がトレーナーとなってウマ娘を育成し、すべてのレースで1位を取って育成を終えることも、こういった表現の一部だと言えるでしょう。

逆に言ってしまえば、「ウマ娘はレースを走り勝つことを宿命付けられている」ともいえるわけですが、今回のU.A.F.編は、そういった因果関係や宿命を超えた先のライフストーリーを捉えています。

これまで明らかにされていなかったウマ娘の世界観がすこし明らかになり、トレーナー達のちょっとした想像にもうまく答えてくれるシナリオに仕上がっているのです。

ゲームシステムをワンランク深くして、ウマ娘の世界観を広げていく今回のU.A.F.編。メインストーリー第2部が3月下旬に配信されることも含めて、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』がネクストフェーズへと移っていきそうです。